就職体験談

29才、高卒、三回目の転職。外資系企業に就職成功。

こんにちは。ブログの管理人のエイジです。

今回は29歳の学歴は高卒で元ニート、フリーターがキャリアアップをするために3回目の転職に挑むというお話です。

こんな感じでちょっとずつでも上を狙っていくというのは非常に共感が持てるやり方ですよね。

私はまだフリーターから正社員に就職して一社目ですが、こういうスキルアップを目指していくのは非常に好感が持てます。逆に私もちゃんと毎日キャリアアップとかスキルアップを考えなくては行けないなと非常に考えさせられるお話でした。

しかも就職先に外資系をいれるなんて考えたことがなかったので、さすがだと思いましたね。私も外資系企業です!とか行ってみたいので次回の機会に検討できたら良いなと思います。

30歳で年収550万円って半端ないですね。むしろ私もそれぐらいもらえるように頑張らなくては。

初っ端からのズッコケ

今月いっぱいで、今の会社に1年半勤めたことになる。来月になれば、僕の一社在籍最長期間の記録更新です(短すぎ・・・)。

ということで、転職活動を始めることにした。今年度末までに決まればよいなーという、まったり転職活動の予定。これまでの職場と違い、今の職場は偽装請負という点以外には特に不満はなく(今日も定時退社だし)、せっぱつまってはいないのです。

例のごとく転職サイトでスカウトシートの公開を再開すると同時に、転職支援サービスに申し込んだ。さっそく、typeの担当者から返信がきた。

「あなたのご経歴に合った募集案件をお探ししたのですが、現在弊社に依頼がある企業の求人の中で、すぐにご案内できる案件が今のところはない状況です。お力添えできずに大変申し訳ございません。」

しょっぱなからズッコケました・・・orz。やはり僕の経歴では30近くでの転職は厳しいのね・・・。それでもめげず、将来性のない偽装請負スパイラルから抜け出すべくじっくりと転職先を探すのだ!

前回の担当者との再会

今日はリクルートエージェントのキャリアアドバイザーとの面談に行ってきた。履歴書貼り付け用の写真を持ってくるように言われていたので、十年以上ぶりぐらいで写真屋に行って撮影してもらった。

今までは、履歴書に貼り付ける写真は自分でデジカメで撮影して、自宅のプリンタで印刷したものを使っていた。画像はメチャ粗です。でも、今回はちゃんとした企業を狙うということで、写真もちゃんとしたものを使うことにした。4枚で1200円。結構高いっすね。

面談の最初は、「お久しぶりです」という挨拶から始まった。2年前の転職活動でも僕を担当してくれた人だったのだ。

はじめに、今回の転職の希望を訊かれたので、できれば提案から関われる仕事に就きたいことを伝えた。そして、職務経歴書の書き方について、みっちりと教えてもらった。

キャリアアドバイザーからの質問に答えることで、現在の業務内容を掘り下げながら希望の職種に活かせるアピールポイントを探していくのだ。僕にはあんまりアピールポイントがなくて、この段階でしどろもどろになってました・・・orz

その後、具体的な求人案件を紹介してもらうために、希望条件や避けたい職種等について訊かれた。以下のように答えた。

■希望
・提案から関われる仕事
・大企業
・できたら外資系
・年収500万以上
・東京でも大阪でも可

■避けたい職種
・サポート
・運用、管理
・アウトソーシング会社(偽装請負)

我ながら身の程知らずの無茶苦茶な条件を出していると思う・・・。でも、今回の転職はこれまでと違い、逃げるための転職ではなくて「最底辺からのキャリアアップ」を達成するための転職なので、無理めの希望でいいと思っている。見つからなければ、今の職場でキャリアを積んで、数年後に再び転職にチャレンジすればいいのだ。

キャリアアドバイザーからは色んな案件を紹介してもらった。

「他にも紹介できる案件はたくさんあります!」と言ってもらえたけど、今日紹介してもらえた案件の中には、僕が本命にしたいと思っていた企業は入っていなかった。

やっぱり自分の経歴と学歴では無理か・・・。転職支援会社が企業からお金を貰って成り立っている以上、企業の要求に合致しない人材を紹介することはできないのだろう。でも、チャレンジする前からあきらめたくはない。そこで、

「○○会社への応募は、今の私では厳しいですか?」と率直に訊いてみた。キャリアアドバイザーは「うーん(と困り顔に)。ただ、職務経歴書の書き方次第では、もしかすると・・・ということもあるかもしれません」との返答。翻訳すると「あんたじゃ120%無理!」ってことなんだけど、ここで引き下がる元ニートではない。

「○○会社を第一志望にしたいので、協力してください!」と滔々と熱意を語って粘る。そして、「わかりました。○○会社担当の営業とも相談して、アプローチ可能なポジションを探ってみます」との返答を引き出すことができた。

一流企業の場合、最初の書類選考のハードルからしてめっちゃ高いです。俺みたいなロクでもない経歴だと、普通に応募するとまず撥ねられます。ただ、転職支援会社を利用すると、書類選考の段階で応募者の人柄や熱意などについてフォローしてくれるので、書類選考を通過する確率が少しは高まる。これが、転職支援会社を利用する最大のメリットだと思う。

可能性は限りなくゼロに近いけど、チャレンジせずに後悔することだけはしたくない。本命企業に、当たって砕ける!

就職を考えた時に最初にするべきこととはこんにちは。ブログの管理人のエイジです。 今回は私が実際に就職する際にやってきた方法で一番有用だった方法をシェアしたいと思います。...

やっと一社の書類選考を通過

リクルートエージェント経由で応募していた第二希望の外資系大企業です。第一希望の外資系大企業と第三希望の国内大企業は書類選考落ちだった・・・orz

いきなり次の日曜日に東京で一次面接ということになった。特別に会社側が交通費を出してくれるそうで、ラッキーです(往復で3万ぐらいするかんね・・・地方は大変だ)。

SPI試験もあるので、土曜日にSPI問題集を買いに行かねば。鶴亀算とか全くできないから・・・・。

そんで、翌日の月曜日は仕事の打ち合わせでまた東京です。そのまま泊ることにした。

外資系の面接に行き会社の説明会に参加

外資系の面接を受けに、大都会東京に行ってきました!

この企業の募集職種は以下の3種類。

・コンサルタント
・設計担当
・構築担当

僕は少しでも書類選考を通過する確率を高めるために、職種は指定せずに応募した。すると、僕の職務経歴書を見た企業から、構築担当への応募として面接したいという連絡があった。

僕としては本当は設計担当で応募したかったのだけど、経歴が浅いから贅沢は言えないと思って面接を受けることにした。外資系大企業の面接を受けられるということ自体がいい経験になるし、将来的に設計担当やコンサルタントへのキャリアパスがあるならいいかと・・・。

東京に行くのはこれが3回目ぐらい。新幹線に乗るってだけで、ドキドキしてる三十路ってどうよ・・・orz

東京に着くと高層ビルばかりで、ひたすら上を見上げて歩いてました。オノボリさん丸出しです。エスカレーターで立つ位置が、大阪と左右逆で戸惑った。

山手線に乗り、企業の最寄り駅で降りる。会社が入っているビルは見上げるほどの高層ビルで、ビルに入る前から圧倒されました。

受付は、外資系企業のWebサイトでよく見るような、間接照明が効果的に使われた綺麗な受付だった。

説明会の会場となった会議室には、アメリカ本社や各国都市の現地時間が表示された時計が壁に埋め込まれていた。そして、地上数十階の窓の外には、大都会東京を一望できる景色が・・・。「おおっ、これぞまさしくイメージどおりの外資系企業・・・」とここでも圧倒された。というか、この時点ですでにやや萎縮気味・・・orz。

今回は、会社説明会+選考会(面接)という形式だった。リクルートエージェントが企画したようで、説明会の参加者は転職支援会社経由で書類選考を通過した人ばかり。15~16人ぐらいが参加していた。

会社説明は、PowerPointを使ったプレゼンテーションと合間合間の質疑応答で大体2時間ぐらいでした。質疑応答では、5回ぐらい質問してアピールしておいた。外資系だし積極性は重要かと思いまして・・・。

でも、相変わらず挙手して発言し終わった後は緊張して体が震えてました。この極度のあがり症はどうにかならんのか・・・orz

そして一次面接の時間がやってきた。

外資系企業の一次面接でフリーターを責められる

面接室のドアをノックしてから入室し、「8番です!」と挨拶する。面接室は、商談とかに使う応接室だった。席をすすめられてから着席。椅子はソファでいい感じです。パイプ椅子とかだと、よけい緊張しますから・・・。

面接官は一人だけだった。会社説明のプレゼンを担当していたマネージャーの一人で、一番年長で役職も高そうな人だった。

そして面接の時間になった。

面接官:「ご自身の得意分野とこれまでの経歴を簡単にお聞かせください」

俺:(まぁ、想定どおりの質問だな・・・)

最初の会社から順番に、職務経歴書に沿ってごく簡単に説明した。

面接官:「今回、当社を希望された理由をお聞かせください。」

俺:(これも想定どおりの質問だな・・・)

以下の点を伝えた。

・特定分野のトップベンダーであること。
・今後は提案段階から関われる仕事に就きたいと考えているが、現在の仕事では協力会社という立場で常駐(偽装請負)しているため、提案段階に進むキャリアパスが存在しないこと。
・御社なら、最初は構築担当として入ったとしても、将来的に設計・提案に進むキャリアパスが存在すること。

ここで、

面接官:「今回は構築担当での応募ということですよね?」

と訊かれた。

俺:「希望は設計担当ですが、応募は構築担当になります。」

と答える。すると、

面接官:「私も、あなたは設計担当の方に向いていると思っていたんですよ。」

とのお言葉が!会社説明のときに、質問をしてアピールしておいたのが効いたみたいです。

その後、技術的な質問(○○の設定の経験はあるか?等)がいくつかあったけど、深くつっこんだ質問ではなかったので、ボロを出さずに答えられたと思う。いい感じかも・・・と思ったのもつかの間、

面接官:「ところで、2003年以前の経歴が書かれていませんが、何をされていたのですか?」

俺:(キタ━(゚Д゚)━!!、これも想定どおりですが、やはり訊かれると痛い・・・)

「フリーターをしていました・・・。」

面接官:(゚Д゚)ハァ????・・・ポカーン・・・。
「フリーター・・・・ですか・・・・?」

俺:「フリーター・・・です(ほんとはニートだけど)。」

どうやら、世界的大企業の日本法人でマネージャーをしているバリバリのビジネスマンにとって、高卒で26才までフリーターという知的(?)生命体に遭遇したのはこれが初めてらしい。普通、そんな奴がこんな企業を受けにこないもんな・・・。

面接官:「・・・それは、IT関係ではなく?」

俺:「はい・・・。本屋でアルバイトをしていました・・・(俺って、場違いなとこに来ちゃったかも・・・)。」

肩身が狭くなるっていう言葉を、このときほど実感したことはなかったです。

面接官:「・・・フリーター・・・ですか・・・」

俺:「はい・・・。」

その後、フリーターをしていたときからITに興味があり、自宅でLinuxサーバの構築をしていたことなどを伝えてフォローしておいた。全然フォローになってないと思うけど・・・。

面接で積極的なアピール

面接はまだ続く。

面接官:「入社可能時期はいつ頃ですか?」

俺:(これも想定どおりの質問だが、答えるのが難しい・・・)

「希望は来年の1月(!)ですが、それだと先過ぎると思いますので・・・、えーっと、頑張っても11月からになります!」

普通は1ヶ月から1ヶ月半先を答えると思うのですが、また今の会社に義理立てしてしまった・・・orz。常駐先とは3ヶ月更新の請負契約だし、俺の後任を手配するのも大変だろうな・・・なんてことを考えてしまった。客先常駐はこれだからイヤだ・・・。

11月入社でも3ヶ月先なわけで、引継ぎ期間としては長いっすよね。でも、もし内定がでたら、今の会社もわずか1年半での転職ということになる。しかも、エージェントに高い金を払って俺を採用したんだよな・・・なんて思うと、さすがに「今月一杯で辞めます」と言う度胸がない。

ただ、今の会社も、俺が入社するまで客先常駐(偽装請負)であることは一切隠していたわけで、それを考えると義理立てする必要もないと思える。このへんは揺れる乙女心です。

面接官は当然、難色を示した。

面接官:「引き継ぐ後任を会社に用意させて、何とかもう少し早められないかな?」

俺:(おっ、これは脈があるのでは・・・と期待が。でも、)

「うーん、難しいと思います。」

と答える。
まぁ、あまり乗り気じゃない職種への応募だからこう答えるわけですが・・・。

結局、入社時期については内定がでないことにはこっちも動けないわけで、とりあえず脇に置いておくことになる。で、次の質問。

面接官:「マネージメントの経験はありますか?」

俺:(これも想定どおりの質問)

「構築の案件は多くても4~5人のチームですが、サブリーダーの経験があります。その他には、協力会社(二重請負)の方の管理もしています。」

実際には部下のいないサブリーダーなんですけど・・・。年齢上(三十路だし)、こういう質問は来ますよね。肩書きがないヒラ社員はつらいっす。

その他の質問としては

面接官:「何か自己啓発されていることはありますか?」

俺:(自己啓発?何て答えればいいんだろ・・・。自己啓発本はよく読むけど・・・。とりあえず、)

「英語力向上のためにペーパーバックを読んだりしています。」

と答えた。面接官は俺の職務経歴書をぺらぺらめくり、

面接官:「ふーん、TOEICのスコアはそこそこだね。」

とつぶやいた。TOEIC 795でも、外資系では「そこそこ」に過ぎないのね・・・orz

面接官:「会話やライティングはどうですか?」

俺:(外資系っぽい質問になってきたぞー)

「英文を読むのには全く抵抗はありませんが、話すのと書くのはまだまだです。」

と正直に答える。ここではったりかましても、いきなり英語で面接されたら終わりですから・・・。でも、急いで、

俺:「実際に現場で話す力と書く力を鍛えたい、というのが、今回外資系である御社を希望した理由の一つでもあります。」

と向上心と積極性をアピールしておいた。

面接官:「そうだね。当社では英会話学校と提携していて、週に1回数時間、費用は会社負担で英会話トレーニングが受けられます。そういう意味では、英語力を鍛えたい人にはいい環境だと思うよ。」

という話でした。そして海外で働ける可能性はあるかと聞いたところ、チャンスはなくはないと。

ただ、あくまで日本法人なので、海外で働く機会というのは、それほどないそうです。まぁ、引きこもりで英語をロクにしゃべれない俺が心配することじゃないな・・・。

以上で一次面接は終了した。初めての大企業、初めての外資系の面接ということで構えていたけど、日本法人ということもあってか、今までの中小企業の面接とそれほどの違いは感じなかった。

手応えはかなりありました!全般的に面接官には好印象を与えられたと思う。落ちるとしたら、入社可能時期の件か、「26才までアルバイト」の件ぐらいじゃないかと思う。まぁ、それが大問題だし、自分の感じる手応えと結果は一致しないもんですけど・・・。

一次面接通過しました

帰宅すると、リクルートエージェントから一次面接通過を知らせるメールが届いていた。

高卒でも、26才までアルバイト(ほんとはニート)でも、外資系大企業の一次面接を通ることができました!経歴の傷(空白期間)は消せないけれど、それでも頑張り次第で何とかなるんだと、希望が持てた。

さっそく、最終面接の案内に目を通す。

・部門面接(1時間)
・人事面接(30分)

1時間って・・・。しかも、実質的に三次面接まであるし・・・。最終面接って役員との形式的な面接というイメージがあったんだけど、全く違った。1時間も現場部長と話したら、ボロでまくるな。

部門面接でも空白の経歴を突っ込まれ、人事面接でも空白の経歴を突っ込まれするのかと思うと、今から憂鬱です・・・orz

あと、恐怖のSPI試験もあるみたい。

—–
SPIでは、面接で伺い知ることが難しいその方の行動傾向、
情緒傾向、能力側面などをSPIにより多面的に把握させて頂くことで、
ご入社後の育成プランに役立てるということがメインの趣旨です。
SPI結果は選考結果に影響はございませんのでご安心下さい。
—–

信じられるか・・・ヨ! (゚Д゚)

ということで、もう一度東京に戦いに行きます!

リクルートエージェントの援護射撃を断る

最終面接も、企業が新幹線代を出してくれることになった。さすが外資系、太っ腹だ。

リクルートエージェントの担当キャリアアドバイザーからメールが来ていた。

「ご志望意欲はいかがでしょうか?第1希望(もしくは第1希望群)であれば、面接の前後に弊社より援護射撃的に意欲の強さをアピールし、成功裏に進めていただけるよう動きます。」

おぉっ、そんなことできるんだ・・・。
でも、第二志望の企業だし、応募職種も第二志望の構築担当職だから

「第二志望なので、志望意欲は中程度です。」

と正直に返信。援護射撃なしで、敵陣突破を図ることにしました!

最終面接の時間がずれ込む

応募していた外資系大企業の最終面接を受けてきた。

第二志望の企業だったけど、本命企業は書類選考落ちだったので、今はここが第一希望になっている。ただ、職種が第二希望の職種での選考なので、まったく緊張感がなかった。

13時半からの面接だったので、余裕をもって12時前に現地に到着。昼食を食べていたら転職支援会社のアシスタントから電話があり、面接開始時間が17時半からに変更になったとのこと!

仕方なくスタバで読書して時間を潰していたら、今度はキャリアアドバイザーから面接時間の直前変更について謝罪の電話があり、

「一次面接は非常に高評価で通過したと先方からお聞きしています。第一希望にされている設計担当職種で選考が進んでいますので頑張ってください。」

とのことだった。

マジっすか!となると面接への力の入れ方が全然違ってくる。早速インターネットカフェに行って、試験直前の受験生よろしく応募企業の情報を詰め込みました。東京まで来て、薄暗いインターネットカフェで過ごしている俺って・・・。

そうこうしているうちに面接の時間が近づいてきたので、トイレでネクタイを締め、受付へと向かった。

そして、部門面接が始まった。

えっ、まさかの内定決定!?

面接官は、応募部門のグループリーダー1人だけだった。

面接の内容は基本的に前回と同じで、これまでの経歴と志望動機といったものだった。

面接官:「これまでに担当された案件の規模は、大規模なものでどれぐらいですか?」

俺:「せいぜいサーバ7~8台ぐらいです。」

面接官:「(鼻で笑う)。うちにいらっしゃったら、比較にならないぐらい大規模な案件を手がけることになると思いますよ。」

なんか俺、やっぱり場違いなような気がしてきた・・・。経験もスキルも全然要求基準を満たしていないような・・・。。

あとはリーダー経験について結構しつこく聞かれた。やっぱり30過ぎるとマネージメント経験はかなり重要みたいです。立場的にはサブリーダー(部下のいない・・・とは言わない)だけど、案件によっては自分がリーダー(主担当)として動くこともあると強調しておいた。実際は自分がリーダーとして・・・というか、自分ひとりで動くだけなんですけど・・・。

面接官:「現在のお仕事は、残業はどれぐらいありますか?」

俺:「ほとんどありません。大体20~30時間ぐらいです。」

面接官:「ほんとに?はっきり言って、うちは残業はかなり多いですよ。」

そうだろうな・・・。外資系だからハードなのは覚悟の上。

俺:「前職も前々職も残業は多かったので大丈夫です。」

と答える。キャリアアップのためには、何かを犠牲にせねばなるまい・・・。

最後はやはり入社可能時期の話になった。

面接官:「あなたの場合、ネックになっているのは入社可能時期だけなんですよ。」

!!!(゚∀゚)!!!!
ということは、入社可能時期さえクリアすれば採用ってことなのか!?

俺:「11月入社だと、やっぱり遅いですか?」

面接官:「そうですね。他の応募者の方の場合、早くて9月から、遅くても10月から入社可能とおっしゃられています。」

「募集人数枠があって、早い者勝ちで埋まっていくんですよ。私としてはexneetさんにはぜひ入っていただきたいと思っているのですが、11月入社だと枠自体が埋まってしまって、空きがなくなっている可能性があります。」

ここまで言われたらもう、何とかするしかない!しかも、第一希望職種だし。

俺:「合否の連絡を早急にいただければ、10月から入社可能なように動きます。」

と答えました。採用になったとしたら、今の会社とは大戦争だな・・・・。円満退社は120%無理っす。

以上で部門面接は終了。

1時間の予定だったけど、実際は20分ぐらいだった。手応えありまくりです。この時点で、俺は採用を確信してました。それなのに、まさか次の人事面接があんなことになるとは・・・orz

えっ、私の給料低すぎ!?

人事面接の面接官も、人事マネージャーの1人(女性)だけだった。

会社説明会のときに全体の進行役を務めていた、いかにも外資系のキャリアウーマンといった、キビキビハキハキした頭の回転が超速そうな人でした。

最初に、会社の待遇面や制度などの概略的な説明があった。

面接官:「希望年収はおいくらなのかしら?」

俺:キタ━(゚ロ゚;)━!!

今回の転職活動を始めたときから考えていた希望額を伝えた。

「500万です。」

言っちゃった!

今の年収から100万アップの金額。元ニートで、ろくなスキルも経歴もない俺が口にしていい金額なのか・・・と恐れを覚える。でも、「30才で年収500万」って、僕が26才で就職活動を始めたときからの大きな目標だったんです。

今在籍している偽装請負会社だと、年収500万を達成するには少なくともあと10年はかかる。年収アップを狙うなら転職しかない。

面接官:「ふーん。うちは残業代も出ないし住宅補助もでないから、東京で働くならそういったことも考えて希望額を決めた方がいいわね。」

????
これは、年収500万じゃ安いってことなのか?
そのときはわからなかったけど、帰宅してから第一希望職種の募集要項を見たら、

30才 580万~

と書いてあった・・・orz
最低ラインが580万ってことなのね。

第二希望職種の

380万~550万

という金額しか頭になくて、自分ではかなりふっかけたつもりだったのに・・・。
まぁ、お買い得だと思って採用してもらえるなら、500万で全然オッケーです。

そのあと、いよいよ俺の経歴の話になった。

人事面接がまさかの大失敗。

人事部門の面接官は、僕の履歴書を見ながらつぶやいた。

面接官:「とてもおもしろい経歴ね。」

ですよね!ですよね!だって元ニートだもの・・・orz

面接官:「あなたはどうして大学に行かなかったの?」

俺:「国家試験を受験しようと考えていましたが、受験資格として特に大卒資格は要求されていなかったため大学には行きませんでした。」

この辺はいつもの回答どおり。引きこもりたかったから・・・なんて口が裂けても言えない。

面接官:「ふーん。それで、7年間フリーターをしながら勉強していたわけね?」

俺:(やはり理由が苦しいな・・・)

「はい、そうです。」

面接官:「どうして26才のときにもう一度大学に行こうとは思わなかったの?」

俺:(やけにツッコんでくるな・・・)

「当時は26才で職歴なしだったため、就職できるかどうかということが最大の心配事でした。まずは、”働いて自分で稼げるようになること”というのが第一で、大学に行くという選択肢を考える余裕がありませんでした。」

本音炸裂です。

面接官:「もったいない。私はあなたは20代で大学に行っておいた方がよかったと思うのよ」

俺:「・・・・(発言の意図がわからんっす)」

そのあと、面接官が話しをしてくれた。面接官自身も高校卒業後は大学に行かずに専門学校に行き、国家試験を受験して合格。ただ、仕事内容が自分には合わないと思い、働きながら夜学で大学に通い大卒資格を取得したそうです。その後、海外留学して外資系に10年以上勤め、今の会社に転職したとのこと。

すごすぎる・・・・。

面接官:「だから、あなたの気持ちはすごくわかるし、共感するの。」

・・・。俺は、ただのニートでした・・・。

面接官:「IT資格はたくさんお取りになられているけど、それはどうして?」

俺:「インフラ全般の知識を広く浅く身に着けたかったからです。」

と、表面的に答える。すると、

面接官:「あなたは、自分が高卒だからそれを資格で補おうと思っているんじゃないの?」

俺:(ギクッ。もろストレートに直球を投げてくる面接官だ・・・。)

「たしかに、そういう気持ちもあります。」

面接官:「今までの会社はどれも1年ちょっとで転職されているけど、理由は?」

俺:「最初から構築の仕事を希望していたのですが、1社目も2社目も構築をメインの仕事とすることができなかったためです。3社目となる現在の会社では構築の仕事をできていますが、今後は提案段階に進みたいと考え、将来的に提案段階へのキャリアパスがある御社を希望しました。」

と用意していた回答を答える。

面接官:「ふーん。」

と、表面的な答えであることを見抜いている感じ・・・。怖い・・・。

面接官:「あなたのストレス解消方法は何?」

俺:(こんなこと訊いてくるんだ・・・えーっと)

「読書です。」

面接官:「そんなのでストレス解消になるの?普通の人は友達とお喋りとかって答えるけど・・・。あなた喋るのは苦手?」

俺:(あちゃー、友達なしの引きこもりってバレバレだ・・・)

「いえ、得意です(←何だこの答えは・・・笑)」

面接官:「今までに病気をしたことは?」

俺:(うつ病のことを聞いているんだろうな・・・。この業界多いから。)

「ありません。一社目の会社も毎日が終電のハードな労働環境でしたが、1年間特に体は壊しませんでした。」

と体の丈夫さをアピール。すると、

面接官:「一社目を辞めたのは本当はそれが理由?」

俺:(シマッター!墓穴掘っちゃった・・・orz)

「それもありますが、業務内容が希望職種ではなかったのが一番の理由です。」

と必死にリカバーをかける。すると、面接官が猛然と喋り始めた。

面接官:「あなたに足りないのは忍耐力なのよ。あなたはすごく頑張り屋さんで、資格を取ったり英語の勉強をしたりしているけど、あなたに本当に必要なのは資格とかじゃなくて、忍耐力。職務経歴書も必死にアピールして書いているのはわかるけど、正直あなたのように短期間で何社も転職されていると、人事の目としては厳しくならざるをえません。今はお若いからいいけれど、40代になったとき、たぶんどこも採用してはくれませんよ?」

俺:「・・・。」

その通りです・・・orz。

俺:「今回は希望の職種に就きたいという前向きな気持ちで転職を考えています。御社なら複数のキャリアパスが用意されていると聞いていますから、その点でも長く勤められると考えています。」

と必死で言い訳をする。

面接官:「そうじゃないのよ。仕事って、好きなことができるわけじゃないでしょ?たしかにうちは複数のキャリアパスはご用意できますけど、自分の希望が希望がとそればかり考えている人に働いてもらいたいとは思いません。外資系だからって、何でもやりたいことができるわけじゃないのよ。あなたはおもしろくない仕事に耐えることを覚えなきゃダメよ。仕事ってそういうもんでしょ?」

俺:「・・・。」

ほんと、その通りです・・・orz

「あなたには、こんなに転職を繰り返さずに一社に長く勤めていて欲しかったと思います。残念です・・・。」

事実上の不採用宣告だな・・・orz。

最後に質問はあるか訊かれたので、会社のことなんかそっちのけで

俺:「大学に行かれて、よかったと思いますか?」

と訊いた。一番知りたいと思ったことだったので。

面接官:「私はよかったと思っているわ。もし、あなたが将来マネージメント職に就きたいと思っているなら、今からでも遅くないから大学に行ったほうがいいと思う。」

そうか・・・参考になりました。

面接はこれ以上ないというぐらいボロボロだったけど、面接官が本当に僕に共感してくれて、僕の将来のことを思って言ってくれているのが伝わってきた。

たぶん、普通は自分の経歴をこんなに詳細に応募者になんか話さないと思うんですよね。ちっとも自慢してる風ではなかったし。後半はなんだかカウンセリングみたいになってました(笑

今の会社に腰を落ち着けて働くというのもありだなと、負け惜しみではなくそう思った。

リファレンス依頼にたじろぐ。

リクルートエージェントの担当者から夕方に電話がある。

何事かと思ったらリファレンスの提出依頼だった。リファレンスとはどうやら上司の評価みたい。

要は前職の上司や同僚に対する、僕に関する素性の問い合わせみたいです。こんなのを要求してくるなんて、やっぱり外資系だ・・・。でも、これで、まだ望みは完全には絶たれていない!ということがわかりました。

質問事項として、以下のような項目が並んでいた。

・候補者の業務遂行能力
・候補者の強み
・候補者の弱み
・候補者の性格

こんなのにまともに回答されたら、もう・・・orz

全然人付き合いしていない僕には、そもそも頼める上司がいない・・・。しかも2人に記入してもらう必要があるのだ。電話番号がわからないので、過去のメールを漁ってメールアドレスを発掘し、元上司にお願いメールを出しました。書いてもらえるかな・・・。

普段からの人付き合いって大切なんだなと、こんなときになって初めて気づきました。自分が困ったときだけお願いしても、普通は相手にしてもらえませんよね・・・。あー、困った。

たぶん、面接官が僕のそういった弱点を見抜いた上での、このリファレンス依頼なんだろうなと思う。

一個目のリファレンスをゲット!

リファレンスをお願いしていた元上司の一人から返信があった。

「今、アメリカに出張で来てるねんけど、日本に戻る来週以降でもいいかな?」

アメリカですか・・・。この元上司は、誰もが知っている超大手の外資系IT企業に転職し、バリバリのプリセールスSEとして働いているのでした。

せっぱつまっている僕は、「アメリカから直接メールでリファレンスを企業に送ってもらうことは可能ですか?」と無茶なお願いをした。すると、元上司からVoIP経由で携帯に電話がかかってきた。

「今こっちは朝の4時やけど、しゃーない、今から書いたるわ・・・」

と。もう、感謝感激です!この元上司は親分肌な人で、厳しいんだけど、下の者の面倒をすごくよく見てくれる人でした。生まれながらのリーダーという感じ。そんな元上司との電話での会話。

元上司:「外資に一回来たら、外資から抜け出せへんようになるよ。」

僕:「えっ、それはなんでですか?(なんか恐ろしい所なのかも・・・)」

元上司:「外資は居心地がいいからな。」

僕:「マジっすか?(そういう意味での抜け出せないなら大歓迎っす!)」

元上司:「でも、結果が出せなかったらすぐクビやで。」

僕:「・・・」

元上司:「あと、お前が行こうとしている外資は、言っとくけど超仕事キツイからな。」

僕:「・・・」

元上司:「まぁ、結果がでたら連絡せぇよ。外資で生き残る術をいろいろ教えてやるから。」

なんつーか、人の温かさが身に沁みます。俺はほんとに人付き合いが苦手だけど、今後は絶対に克服しなきゃと思った。

あとは、もう一人の元上司からの返信が頼みです。

まさかの突然内定が!!

帰宅すると一通の速達が届いていた。

まだ二人目のリファレンスを提出できていないし、SPIも受験していないし、何だろう?履歴書が送り返されてきたのかも・・・

そう思って中身を開けたら、採用内定通知書だった。あまりの突然さに、しばしボー然です。提示年収は550万だった。

明日、直属の上司に退職の意思を伝えようと思います。

リーダーには今日、リファレンスの記入をお願いするときに、内定がでたら退職する旨を伝えた。そしたら、「10月末までは辞めさせない。俺が先方と直接交渉する」と言われてしまいました・・・orz

これからの退職交渉を思うと、胃が痛いです。

応援してくれたみなさん、本当にありがとうございました。「ニートからのキャリアアップ」を目指してやってきて、外資系大企業から内定を貰うところまで這い上がることができました!

外資系は「使えなかったらすぐにクビ」みたいなので、入ってからが本当の勝負。これからも、頑張りたいと思います。

初めての就職なら専門機関を使ったほうが良い

高卒からいきなり外資系に就職しようと思っても、それはなかなか難しいものだ。

僕もキャリアを積み重ねていたから外資系にたどり着いたけど、高卒でいきなり外資系で働こうとしても相手にもされなかっただろうと思う。

初めての就職の人はまずは一番オススメのハタラクティブとか全国対応の第二新卒エージェントneoとか研修付きのジェイックとかでスキルを磨いてから外資系への道を考えたほうが良い。

サイトを見ると外資系の求人もあるはあるらしいから運が良ければ一発目から就職ができるかもしれないが、期待をせずに最初はスキルを磨くことに専念しよう。

僕も首にならないようにがんばります。

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