こんにちは。ブログの管理人のエイジです。
今回は新卒でブラック企業へ就職してしまった人が、うまくブラック企業から脱出してから海外就職を成し遂げるという体験談です。
新卒で何もわからない状態で就活をするとブラック企業に捕まってしまうことはあるあるだと思うのですが、そこから努力をしてスキルアップをしてから海外就職を成し遂げるというのは本当にすごいと思います。
しかも本人曰く、ニート期間は非常に重要だったと答えています。
ニート期間でさえ漫然と過ごさずに、スキルアップを目指すなんて非常にすごいと思います。正直ただフラフラしていただけの私的には耳が痛いはなしではありますが、やっぱりすごい就職をするためには人とは違うことをやることが重要なのですね。
※表現などは体験談元の人のまま取り上げています。過激な表現にまで賛成していないことはご了承ください。
ブラック企業を辞めるまで
不幸なことに、私は新卒でブラック企業に入社しました。
元々コミュ障だった私は、就活(笑)で学生時代にがんばったこと(笑)がうまく言えず、苦しい戦いを強いられました。
しかしサイズの合っていないヨレヨレのスーツを着て、面接では「う~ん」「え~と」ばかり言ってたにも関わらずなぜか内定が出て、ピカピカの新卒として、とある企業に務めることになりました。
今思えばそんなのだったからブラック企業にしか入れなかったのかもしれませんw
入社してすぐ、周囲の人が私に仕事を押し付けてくるようになりました。
その度に言われたのが、「新人は苦労を買ってでもするものだ。頼んだよこの書類。」
まだ買おうともしてない苦労を、周囲の人たちは次々と押し付けられてきました。
パワハラ上司にはいつも無視され続け、機嫌が悪い時には激しく怒鳴られました。
気づけば入社1ヶ月で毎日早くても夜10時以降に帰るようになり、更に残業代はゼロという有様でした。
我が社には遅くまで残って仕事をする人ほど偉いというクソ労働カルチャーがあり、明らかに暇な人も会社に残って仕事(ネットサーフィン)をしていました。
上司はいつも遅くまで仕事(ネットサーフィン)をしていたので、私が早く帰ろうとしようものなら質問責めにされました。
「お前俺が任せたあの仕事は終わらせたのか!?」
「仕事なめてんのか!?」
パワハラ上司の言っていることは意味不明だったのですが、その高い労働倫理に恐れを感じて、あげかけた腰を下ろして仕事をしなければなりませんでした。
ブラック企業のクソ過ぎる労働環境(笑)
パワハラ上司と無制限に仕事を押し付けようとしてくる同僚に囲まれ、私はだんだん精神的に追い詰められて行きました。
ギスギスした職場、山のような仕事量、そして無視と罵倒。仕事が終われば強制的に飲み会(しかも割り勘)に連れ出され、そこでも説教か仕事の愚痴を聞かされ続けました。
深夜まで続く残業と強制的な飲み会に体力を奪われ続けて、家に帰れば死んだように眠り、次の日の朝出勤できるだけの体力を確保しようとしました。
もし風邪をひこうものなら自己管理がなっていないと更に罵倒されるため、38度の熱であろうともマスクを装着して出勤するしかありませんでした。
ある時は胃潰瘍だったのか、昼食後胃に激痛が走り、トイレの個室でうずくまることもありました。
もちろん昼休みが終わった時点で席についていないと罵倒されるため、よくわからない胃薬を胃に詰め込んで這いつくばるようにデスクへ行きました。
安月給で残業代も無いため、強制飲み会によってほぼ貯金はできず、仕事も専門性が無く経験を積んでも無意味なため、一体何のために働いているのか分かりませんでした。
ついにブラック企業を退職
そんなある日曜日のこと、その日は休日出勤が無く家でゴロゴロして体力と精神力を回復していたのですが、あるブログを見つけました。
『ニートの海外就職日記』というブログです。26歳のパチプロニートがオーストラリアに留学、シンガポールで無事就職したということが紹介されていました。
正直ブラック企業に入った時点で「人生積んだww」と思っていた私は、海外就職という新しい選択肢を見つけ、天から後光が差してきたように思えました。
正直この先会社勤めていてもゴミのように惨めな人生を歩むことは目に見えていましたし、新卒市場主義の日本ではロクな働き口も無く、まさに八方塞がりでした。
そんな私にとって、海外ニートさんの夢のようなシンガポール生活に強い憧れを抱き、アメリカンドリームならぬシンガポーリアンドリームを実現するため、人生を再スタートすることに決めました。
もう会社にいても人生をすり減らすだけで無意味だったので、とりあえず何も決まってないけど会社を辞めることにしました。
辞表を出す時、あまり話したことがなかったあるマネージャーが、「正社員をやめると一生派遣で惨めな人生を送ることになる。考え直せ!」と心配してくれました。
「でもこんなブラック企業で一生正社員として働くくらいなら、一度派遣になってでも次の良い企業を見つけて見せます。」
と言おうとしましたがやめました。
私が退社する日、パワハラ上司は相変わらず私を無視していましたw
ともかくこうして私のブラック企業会社員人生は幕を閉じたのでした。

ニートになり、その後シンガポールで海外就職をする
ブラック企業を辞めた後、私はしばらく実家に帰ってニートをしていました。
日本の社会ではニート=レールから外れた負け組と見なされるのですが、実際ニートの生活はまんざらでもありませんでした。
ニートになった瞬間自由に使える時間が激増し、自由とはこんな味なんだと、初めて自由のおいしさを知りましたw
熱が出て病院に行ったらわめき散らしてくるクソ上司はもはやおらず、休日出勤も無く休日はゆっくりできるので、風邪すら引きませんでした。
というか毎日休日でしたw
ニートの持つ最強の武器とは
立派な社会人(笑)はニートをまるで社会のお荷物であるかのように見下して来ますが、ニートには社会人(笑)には決してない最強の武器があります。
一体何だと思いますか。
それは時間です。
毎日終電まで苦しみ抜いて、時にはタクシー(自己負担)で帰っていた昨日までと違って、突然自分の時間が無限に増えました。
そしてこのニート時代が、私の将来の基礎を築くなんて夢にも思いませんでした。
ニート時代は時間が無限にあるので、全ての時間を語学と海外脱出の情報収集に充てました。
大学受験以降全く使っていなかった英語は錆びに錆びついて、もはやTOEICのリスニングなど、宇宙人の交信を聞いているような気がしてくるレベルでした。
ただ、大学受験で勉強した基礎的な単語などは覚えていたので、以前紹介したような教材を使って、昔勉強したことを思い出しつつ、それを口に出して伝えられるような勉強をしました。
一方でシンガポール就職のための情報を集めました。
シンガポールのビザは外国人でも取りやすいこと、シンガポールではどうやって仕事を探せばいいかなどは普通の人よりとても詳しくなりました。
中国語がシンガポールで役に立つことも知り、そのため中国語も教材を使って勉強しました。

ブラック労働カルチャーから逃げる唯一の方法
二度とあのクソブラック企業たちに関わりたくない。
日本のクソ労働カルチャーに浸かる人生など送りたくない。
そんな私にとって、勉強はもはや苦では無く「救い」でしたw
クソパワハラ上司の顔が浮かぶたび、眠くてももう1ページ単語を覚える意欲が湧いて来てきました、そして私にはその単語帳のページの向こうにシンガポールが見えていました。
クソ労働カルチャーから逃げる唯一の方法は日本を出ることです。
そして日本を出るためには、英語が必要です。
つまり英語を覚えれば、クソ労働カルチャーから逃げることが出来るのです。
おそらく日本で最も意識の高いニートだった私の英語力は着実に伸び、中国語の基礎もマスターしていきました。
そして、ついに旅立ちの日が来ました。
ニート時代に培ったこと
そうこうしているうちに、北京の大学から入学通知書が来たため、ニート生活に終わりを告げることになりました。
既に日本を離れてかなりの年月が経っているのですが、今でも日本を離れた瞬間の、あの解放されたような感覚を覚えています。
もう奴隷のようにこき使われることは無いんだ。
人間らしい、自分の生きたい生き方を生きれるんだ。
北京の空港に降り立った時、そう考えると目頭が熱くなって来ましたw
その後は中国留学生活を送って、その後は就職という流れになります。
海外就職を達成して、今充実した生活を送れているのはなぜかと考えると、やはりニート生活があったからだと思います。
正直ニート時代は親に迷惑をかけたし、日本人はニートに対して異常に冷たいため、肩身の狭い思いもしました。
しかしスティーブ・ジョブズのスピーチではないですが、ニート生活と海外就職の成功は全く関係の無い点と点に見えますが、こうして振り返って見ると、この二つははっきりとした線で繋がっています。
ニート時代に語学力をつけ、情報を集めて、正しい方向に進んで行ったからこそ、今の自分があるのだと実感します。
そしてシンガポールへ
就職活動のことはまた別の機会に書きたいと思います。
海外ニートさんに憧れてシンガポール就職を目指したニート時代。
そのニート時代の頑張りがあったからこそ、シンガポールでの職探しは驚くほど簡単でした。
コミュ障で日本の就活はボロボロだったため、仕事が見つかるか非常に心配していたのですが、あっという間にシンガポール就職という夢を掴むことができました。
もし私が社会的体裁を気にして、今でも仕事を辞めていなかったら、今でもあのブラック企業のパワハラ上司に苦しめられ続けていたんだろうと考えるとゾッとします。
もしかすると鬱病になって自殺していたか、もしくは過労で心筋梗塞になって今はお墓に眠っていたかもしれません。
そんなブラック企業体験も私にとっては今は昔。
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