こんにちは。ブログの管理人のエイジです。
大学中退をしてしまった人はこのブログの読者の方の中には結構多いと思います。
大学を中退する理由は人それぞれです。どれも個人にとってはきっと正しい決断でもっともな理由だと思います。
でもそれはこれまでの経験を自分が一番知っているから。大学中退して就職を目指す場合は注意です。その理由をバカ正直にそのまま履歴書に書いたり、ありのまま面接に答えたりすると、うまく採用担当者に伝わらず好印象を得られないケースもあります。
よくある大学中退の理由を紹介し、それぞれ履歴書ではどんな書き方をすればいいか、面接で良い印象を与える答え方を紹介します。
大学中退の理由ナンバーワンは経済的理由
文部科学省調べによる平成24年度の大学中退の理由は以下の通りです。
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- 経済的理由:20.4%
- 転学:15.4%
- 学業不振:14.5%
- 就職:13.4%
- 病気・けが・死亡:5.8%
- 学校生活不適応:4.4%
この結果を見ると、5人に1人は経済的理由で大学を辞めているということになります。
わたしの友人にも、両親の離婚により家庭の経済状況が悪化してしまい4年制大学に通えなくなって短大に転学した人がいました。その人はまだ短大に行けたからいいですが、そのまま大学を辞めざるを得ない人は結構いますよね。
ここからはそれぞれの理由を詳しく見ていきます。
経済的理由で大学を辞める時よくあるパターン
経済的理由には家庭の諸事情も含まれています。よくあるパターンをいくつか紹介します。
留年してしまった
留年は学業不振に入る気もしますが、留年すると学費がプラス1年分以上余計にかかることになりその負担で大学を辞めざるを得ない人が多いため、経済的理由に入れました。また成績が悪いと奨学金が利用できなくなるので、そのせいで大学に通えなくなる人も多いようです。
妊娠した・させた
地方大学では結構ある話ですが、妊娠して大学を辞めることになる女性や、恋人が妊娠し家庭を作ることになったため就職しようと大学を辞める男性は意外といます。保護者の協力で子育てしながら学校へ通うこともできなくはないですが、やっぱり子供が増えるということは経済的な負担がかなり大きくなりますよね。
家庭の収入が減った
家の事業が倒産した、親が勤め先の会社にクビになったというような理由です。家の収入が減り奨学金が借りられなくなるケースや、奨学金だけでは生活できなくなることもあります。こうした人が会社に入ってから大学に再入学することもあります。
転学で大学を辞める時よくあるパターン
続いては、転学のために大学を辞める人によくある理由です。経済的なものと違って前向きな理由ですが、再度別の学校に入り直すため単に中退するよりもコストはかかります。
専門的な学部に入ったあと進路が変わった
「試験が簡単だから入った学部だけど本当は違うことを勉強したい」「親にどうしても国立にしろと言われたから入ったけどつまらない」「薬学部に入ったけどやっぱりできるだけ早く就職したいから別の学部に変えたい」など、学生の進路変更の理由はさまざま。
真剣に次の進路を考えられているならいいですが、不安な場合は両親や周りの人によく相談しましょう。勢いで進路を変更するとまた同じことを繰り返すことになります。
引越しに合わせて大学を変えた
実家から大学に通っていた場合、実家が引っ越すために大学を変えるため中退する人も稀にいます。大学生なら一人暮らししながら通うのも手ですが、海外への転勤の場合など転学したほうがいいパターンもあるでしょう。学生自身には非がないので問題なさそうですが、就職の際に転学の理由を聞かれたときは前向きに答えるよう気をつけないと自立してないと捉えられるリスクがあります。
学業不振で大学を辞める時よくあるパターン
大学生活は誘惑がたくさんあります。授業時間が決まっていないため朝家を出るのが遅くても親に何か言われることはありませんし、自由に時間を使えるようになるので高校生よりもできることが格段に広がるからです。そうした自由の中で自分を律することができず学業不振になる学生は多いです。
アルバイトに明け暮れた
大学生になると22時以降も勤務できるようになるため、夜勤のバイトや夜のお店で働くこともできるようになります。それで生活リズムがずれてしまったり、バイトのために授業を減らしてしまったりする学生は非常に多いです。
またお金を使いすぎて、長時間のアルバイトをしないと生計が立てられなくなる学生もたくさんいます。自己管理がうまくできない人がクレジットカードを持つと、そうした沼にはまってしまうことが多いようです。
恋愛に没頭してしまった
特に女性に多いパターンですが、恋人と一緒に過ごす時間を大事にするあまりに、なかなか学校に行かなくなってしまう学生もいます。同棲・半同棲のカップルは注意です。
中退の理由によっては履歴書の書き方に注意!
前述したように大学中退には個人個人さまざまな理由があります。どんな理由であろうと自分が納得していれば、それは立派な理由です。しかし就職の際にそのまま履歴書に書いてしまうと、ネガティブな要素だと捉えられてしまうこともあります。
自分が大学を辞めた理由を履歴書に書くべきかそうでないか悩んだ場合、どう判断していけばいいでしょうか。
素直に書くのがいい場合
以下のようなケースでは、ほとんどの場合そのまま履歴書にも理由を書いて問題ありません。学生自身に難があって学校を辞めたようには思われませんし、理由によっては「苦難を乗り越えられる学生だ」と捉えられることもあります。
- 両親の経済的理由
- 親の介護
- 転学のため
ただし、転学の場合は転学理由もしっかり用意しておきましょう。なにかやりたいことがあって転学したなら、そのやりたかったことが実現できたかを話せるようにしておくのがおすすめです。
書き方は「一身上の都合により退学」でも可
履歴書の学歴欄で大学中退について書く場合、理由を書くことは必須ではありません。素直に書くことで特にメリットが見いだせない場合は「一身上の都合により退学」という書き方で問題ないので、迷ったら無難にこう書いてもいいと思います。
面接での答え方は?
面接では履歴書の内容を更に深掘りされるため、大学を辞めている人は理由について聞かれたときどう答えればいいか身構えてしまうかもしれません。しかし基本的には「一身上の都合により退学」と書いてあるなかで理由について細かく聞かれることはないです。
過去の経験も大事ですが、それよりも大事なのはこれから先の話です。採用担当者も眼の前にいるあなたが信頼できれば余程のことがない限り気にしません。変に気にせず、中退後どんなふうに過ごしていたか、これから先どう過ごしていきたいかを中心に話すようにしましょう。
特に理由もなく中退して就活に不安があるなら専門機関に相談を
「なんとなく」大学を辞めてしまった人もいるかもしれません。そうした人が就職を目指す場合、きっとどんなふうに採用担当者に伝えればいいのかわからず不安だと思います。また、しっかりした理由があるのに面接ではなかなかうまく話せないという人もいますよね。
そうした心配がある場合は、転職エージェントなど専門機関に相談するのがおすすめです。エージェントサービスでは学生一人ひとりに担当者がついてくれてじっくり話を聞いてくれるので、自分でもよくわかっていなかった中退の経緯なども整理でき、面接でも論理立てて説明できるようになります。
履歴書の添削なども行ってくれるので、就活がうまくいくか不安な人はぜひこうした専門機関の利用も検討してみてください。
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また下記に大学中退した人が就職するときのポイントをまとめてあるので合わせてみてくださいね。
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