20代後半になってくると、結婚を考え出す人が増えてくると思います。

でも気になるのは「フリーターでも結婚できるの?」ということ。

結婚すると、自分の生活費だけでなく、二人の生活を支えるお金がかかりますし、子どもが生まれれば子育てのお金もかかってきます。それをフリーターの収入でまかなえるのか、不安に思う人も多いはずです。先に結論を書いておきます。

  • フリーターでも結婚すること自体はできる。法律上も、正社員かどうかは関係ない
  • ただし、年齢が上がるほど正社員との収入の差が開くので、子育てや万が一のときに生活が苦しくなりやすい
  • 結婚を考えているなら、結婚の1年くらい前までに正社員になっておくと、生活の準備も信用の面も安心

フリーターと正社員の収入の差

まずは、フリーターと正社員でどれくらい収入が違うのかを見てみましょう。厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」で、フルタイムで働く人の月の給料(所定内給与)を比べると、次のようになります。

年齢 正社員・正職員 正社員・正職員以外 月の差
20〜24歳 24.8万円 20.4万円 約4.4万円
25〜29歳 28.5万円 22.8万円 約5.7万円
30〜34歳 32.1万円 23.4万円 約8.7万円
35〜39歳 35.3万円 23.0万円 約12.2万円

※正社員・正職員以外には契約社員なども含みます。賞与は含みません。

正社員の給料は年齢とともに上がっていくのに、正社員以外は20代後半からほぼ横ばいです。しかもこれはフルタイムで働いた場合の数字なので、シフト制のアルバイトの場合は、月によって収入がさらに少なくなることもあります。

子育てにお金がかかり始める30代に、収入の差がいちばん大きくなるわけです。

結婚するとかかるお金

結婚にあたってかかるお金は、大きく分けて「結婚のときにかかるお金」「毎月の生活費」「子育てのお金」の3つです。

結婚のときにかかるお金

結婚式をするかしないかで大きく変わりますが、結婚式をしなくても、二人で住む部屋への引っ越しは必要になることが多いです。

賃貸の初期費用は家賃の4〜5か月分が目安といわれているので、家賃8万円の部屋なら初期費用だけで30万〜40万円ほど。家具や家電をそろえると、さらにお金がかかります。結婚式や指輪、新婚旅行をする場合は、そのぶんの費用も必要です。

毎月の生活費

二人で暮らす場合の生活費の一例は、次のとおりです。

・住居費:8万円
・食費:4万円
・水道光熱費:1.5万円
・通信費:1.5万円
・保険料:2万円
・交際費:2.5万円
・その他雑費:3万円

合計:22.5万円

※住む地域や暮らし方によって大きく変わります。

この22.5万円を一人のアルバイト収入でまかなおうとすると、時給1,100円でも月に約205時間、20日働くとしても1日10時間以上働く計算です。二人とも働けば負担は分け合えますが、どちらかが働けなくなったときのことも考えておく必要があります。

子育てのお金

子どもが生まれると、衣服や食費、おむつなどの日用品、保育料、教育費など、さまざまなお金がかかります。子どもが大きくなるにつれて、教育費などの負担は増えていきます。

また、出産や子育てで仕事を休む期間は、収入が減ります。勤め先の健康保険や雇用保険に入っていれば、出産手当金や育児休業給付金を受け取れますが、入っていない場合は受け取れません。アルバイトでも条件を満たせば加入できるので、自分が入っているかは確認しておきましょう。

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フリーターのまま結婚するときに気をつけたいこと

ローンやクレジットカードの審査

収入が不安定だと、クレジットカードやローンの審査に通りにくいことがあります。特に住宅ローンは、勤続年数や雇用形態を重視されることが多く、フリーターだと借りるのは難しくなりがちです。将来家を買いたいと考えているなら、早めに正社員になっておくほうが有利です。

相手の家族へのあいさつ

結婚のあいさつでは、相手の家族から仕事について聞かれることも多いです。「今はフリーターだけど、いつまでにこういう仕事に就く」という計画を話せるかどうかで、印象は大きく変わります。

親の介護などの将来の出費

40代になると、親の介護が必要になる人も出てきます。介護で働く時間を減らさなければならなくなったとき、貯金がないと生活が苦しくなります。正社員なら、介護休業などの制度を使いながら働き続けられる可能性があります。

結婚する1年前には正社員になろう

結婚資金を貯めたり、何かあったときに対応できる余裕を持ったりすることを考えると、結婚する1年くらい前までには、正社員として働き始めておくのがおすすめです。

1年しっかり働けば、仕事にも慣れて有給休暇も取りやすくなりますし、ローンなどの審査でも勤続年数を見てもらえるようになります。

未経験から正社員を目指すなら、20代のうちが有利です。フリーターの就職に慣れた就職支援サービスなら、応募書類や面接の準備もサポートしてもらえます。

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まとめ

  • フリーターでも結婚はできる。ただし、30代になると正社員との収入の差は月に8〜12万円まで開く
  • 二人暮らしの生活費は一例で月22.5万円ほど。子育てや万が一のときの備えも必要
  • 勤め先の社会保険に入っていないと、出産手当金などを受け取れない
  • ローンの審査や相手の家族へのあいさつを考えても、結婚の1年くらい前までに正社員になっておくと安心

私自身は、恋愛して結婚することは非常に良いことだと考えているので、その気持ちは大切にしたほうが良いと思っています。だからこそ、好きな人との生活を守れるように、早めに仕事の土台を固めておきましょう。相手がフリーターの場合も、責めるのではなく、将来の話として一緒に考えてみるのが良いと思います。

ABOUT ME
エイジ
大学を中退し、高卒の学歴のまま20代半ばまでフリーターとニートを経験(飲食店・コンビニ・運送業のアルバイト)。就職支援サービスのハタラクティブ経由で、広告会社の営業職として正社員になりました。ハタラクティブやジェイックを実際に使った体験をもとに、フリーター・既卒・中退者の就職について書いています。
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