こんにちは。ブログの管理人のエイジです。
仕事したくないと朝に感じる時は結構あると思います。しかし仕事したくないと思っても仕事を続けないとまずいことになりそうです。
次々とかつてのモデルケースが崩壊しています。
勤務し続けてさえいれば、自動的に昇進・昇給。
会社にすべてを託せた時代は、もう既に終わっています。
これから準備すべきプラン、心得。 今、何をしなければならないのかを知っておこう!
明らかに変わり始めた組織内での成功方程式
”こうすれば、絶対に大丈夫。先々が保証されたサラリーマン生活を送れる…“
そんな過去の青図、モデルケースが次々と崩壊しつつあります。
いくら真面目に勤め上げても、肝心の成績が振るわないと評価はダウン。
成果主義導入企業などでは、年々給与・待遇がよくなるどころの話ではありません。
仕事をしたくないと気を抜いていると年収ベースでの大幅な給与カットが行われるだけでなく、場合によっては早期リストラの対象に組み込まれてしまうことも珍しくないです。
”下手に目立ったことをすれば、叩かれるだけ。失敗した時のツケは大きいから、長く勤めたいなら無理はするな“といってかつてのセオリーを遵守していては、結果として次々と勝負する同僚たちに遅れをとるだけです。
いち早く戦力外社員のレッテルを貼られてしまいます。
「適切なアドバイスをし難くなった」。
そう嘆くのは、数年前に化学メーカー大手で専務取締役を務めて定年退職したという経営コンサルタント・63歳。
いわゆるサラリーマンの処世術が、次々と通用しなくなってきていると打ち明ける。
「たとえば、かつて部下だった30代、40代の人たちから身の振り方を相談されても、我々が勤めていた頃とは明らかに状況が違うのだから、そうした過去の経験をもとにアドバイスできない。
それはあくまでも終身雇用・年功序列の人事制度が約束されていた頃の処世術であり、しかも右肩上がりの経済成長下で、メーカーこそが日本の基幹産業とされていた時のノウハウなんです。
下手に今に適用すれば、それこそ逆に命取りになりかねません。
“青図”と言うんでしょうか、“仕事をしたくなくてもこうすればいい”といった、会社員にとっては将来設計も含めた生き方の設計図がなくなり始めている。
それこそ、いくつかの大前提が完全に崩壊してしまっているわけですから、青図そのものが成り立たなくなってきているんです。
その分、難しいんですよね、身の振り方が」
無理することは必ずしも 美徳ではなくない?
たとえば、ここは上司の意に沿わないことになっても、自分の意見、やり方を通したい、と相談された時など、“ここはじっと我慢。
まだ勝負すべき時ではないし、仮にそうしたところで得るものは少ないのだから、次の好機を待て!”などとは、とても言えなくなりました。
担当するプロジェクトの失敗は、部署全体の責任。
上司以下、スタッフ個々の評価に直接かかわってきます。
失敗するとわかっていて意見を言わなかった責任が問われるし、失敗したものには“次の好機”があるのかないのかわからないのが現在のビジネス。
仕事をしたくないと言わず常に勝負しながら、競争に勝ち続けるといった意識がなければ、これだけのサバイバルレースにはとても勝ち残れません。
良く悪くも、事なかれ主義では済とてもまされない状況にある。
「“このままここで頑張り続けるべきなのでしょうか?”といった相談に関してもそうですし、“将来的にはどんな準備が必要なのでしょう?”という相談にしてもそう。
なんと答えていいのか、正直迷ってしまうんです。
これだけ人材の移動が激しくなり、それとともに社会全体がそうした移動を容認した人材起用のシステムを確立してくると、もはや何が何でも同じ会社で頑張りなさいとは、とても言えない。
仕事をしたくなくても一つの会社にいるよりは、よりよく能力やキャリアを活かせる場があるなら、そうしたところに移って本領を発揮するべきなのでしょうし、残ることで手にできるものは、我々が現役だった頃とは比較にならないほど小さいのかもしれない。
その意味でもね過去の成功方程式など、まるでアテにならなくなっているんです」
勤続年数がそのまま会社への貢献度としてカウントされ、評価されていた頃には、大概のことがあっても我慢し続けるのが成功の鉄則です。
たとえ今は給与が少なくて、待遇が悪くても、年々良くなる一方なのだから、我慢のしがいがありました。
また、定年退職まで勤め上げれば、かなりまとまった額の退職金を手にすることができたから、退職後の保証についてもそれほど不安視しなくて良かったのです。
アドバイスの第一は“何事も我慢”であり、“チャンスを待て”。
それをお題目のように唱えていれば、まず間違いなかったと苦笑しています。
最終ゴールの見えない 先行き不安が増幅中!
それが今は激変。働き方も違えば、ビジネスそのものの位置づけもガラリと一変しつつあります。
たとえ、中高年でも、場合によってはキャリア転職を意識しておくべき時代。
みすみす仕事をしたくない会社で早期リストラ候補となるくらいなら、あらかじめ市場価値を見据えた上で、これまでの経験と知識をより高く評価してくれる“次”のステージに進む準備をしておかなければなりません。
また、最終ゴールをどこに置くかでも大きく変わってくるが、退職金をはじめとして、年金などが以前ほどアテにできなくなってくると、生涯にわたって働くといった意識が必要です。
ある程度先を見据えたセカンドライフの計画も必要になってきます。
20代、30代からこうした準備を始めないと、年金生活を強力にサポートしてくれる個人年金の積み立てや退職充当金の準備など、間に合わなくなる危険性もあります。
「ただひとつ言えることは、自衛手段として、より確かな専門知識や技術を身に付けること。
さらに、現役を退いた後の準備をできるだけ早めにすることで、将来不安を少なくすることです。
こうした将来への布石を打つことで、ことさら会社や社会の変化に振り回されなくて済む。
結構、大きいんですよね、こうした準備は」
と指摘するのは、外資系コンサルタント会社のシニアマネージャー。
その点、いつまでも進むべき方向性を決められなかったり、モラトリアムばかりを繰り返しているようでは、こうした新たな時代の新たな処方箋をいつまでも手にできません。
ただ先行き不安だけが増すばかり。ますます窮地に追いつめられることになる。
「いわゆるフリーターといわれる人たちや大学中退の人は、よほど注意した方がいいと思います。
今はよくても、目的もなければ、なんの準備もないというようでは、確実に先細りするだけ。
劣勢は免れません。一日も早く意識を切り替えることが大切です」
状況に合わせて意識を変えることが大切!
この仕事をしたくない環境下でも“意識を切り替える”ことこそが、これから多くのビジネスマン&ウーマンに求められる大きな要件です。
これができているかどうかで、その後の明暗がはっきり分かれます。
いつまでも過去の教訓にとらわれていてはダメです。
後項に挙げる『7つの心得』を参考に、“今、何をしておくべきか?”を考えておく必要があります。
「最終的なゴールさえ見えていれば、それほど強い先行き不安感はなくなるものなんです。
“将来が不安”という人に限って、キャリアアップの仕方や、50代、60代の理想型が見えていない。見えていないからこそどうしていいのかわからないし、何一つ準備もできないといった悪循環に陥ってしまうんです」
この“変わり目”に、いち早く対処。なにがどう変わろうとしているのか冷静に把握しながら、その中でどういう生き方を選択しようとしているのか、仕事をしたくない中でしっかりと見据えることです。
それさえ決まれば、後は落ち着いてひとつひとつクリアしていくだけ。目標に向かって着実に進んでいけばいいのです。
「大切なのは、新たなビジネスの常識に慣れること。未だかつてない変化への対応なんです」
心して臨むことです
今すぐ準備!失敗しないための“7つの心得”
かつての成功方程式は、通用しません。
あらためて考えるこれからの就職&ビジネス。仕事をしたくない人に伝える“7つの心得”をマスターしましょう!
(1)“平均的”では勝ち残れない
もはや、これだけ社内競争が激しくなってくると、よほど専門性が高いか、いわゆるキャリアのあるやり手でないと、勝ち残れません。
平均的であることは、ビジネスマン&ウーマンにとって何の役にも立たないことを知っておきましょう。
「実績重視の会社にとって、仕事がしたくなく目立った成績を挙げられない社員は、早期退職制度の有力候補にほかなりません。脱・平均的を目指すべきです」(外資系生保・人事)
(2) キャリア&ミドルの転職が常識に
転職は比較的若い世代に集中した選択肢、といった捉え方は、もはや過去のものです。
既に、30代、40代にまで広く波及し、それこそキャリア転職といった言葉までもが浸透しています。
今後は一層加速。50代以上にまでその動きは広がりそうです。
「30代後半から40代で、どれだけのステージに進めるか。これからは、それを競う時代になると思う」(繊維メーカー・人事)。
転職で最終ゴールを目指しましょう!
(3) 待遇は獲得するものへと変化
黙っていても、年々少しずつ上がっていた給与に待遇。
しかし、これからは制度によって仕事をしたくない人にとって辛い環境が増えてきます。
成果主義導入企業などはその典型。年俸制などにして、仕事内容とその働きによって収入を決めるというところも多いのです。
「与えられるものというより、勝ち取るものという意識を持つことです。厳しいですけれど」(自動車販売・人事)
意識を変えましょう。
(4) 社員個々に交渉力が求められる
ビジネス全般に必要となるだけでなく、これからは会社とのやりとりや新たな仕事先での契約など、あらゆる面にわたって交渉力が必要になってきます。
これが身についている人たちは、次々と夢を現実に。
反対に、慣れていない人は肝心なところで足許をすくわれます。
「それこそ、仕事の担当から成果のアピール、給与・待遇の獲得など、すべてにわたって必要なことです」(食品・人事)
(5) 担当業務の責任がより重くなる
担当業務の責任が重くなるのは、あらためて確認するまでもないことです。
今はまだ各社ともにそのシステムを確立している最中だが、これからは社員個々の成果をより厳密に計算できるよう、評価規定などの整備が進みます。
「同時に、業務のアウトソーシング化などで、社員数そのものが減少している。外部スタッフをうまく使う能力が求められているんです。仕事をしたくない人は辛いでしょうね」(食品・人事)
(6) 企業は守りより攻めを重視
今ある技術力を活かして、新たな分野にどう踏み込んでいくか?リストラをいち早く終えた企業の多くは、次なるターゲットを睨みながら、攻めの姿勢を強めています。
新たな人材に望むのも、こうした姿勢。攻めの意識です。
「組織に新風を入れてくれるとともに、次々と新たなビジネスについて提案できる人が欲しいんです。これは、どの職場でも同じだと思います」(流通・人事)
(7) 定年退職後も働くのが当たり前
定年後には、退職金と支給される年金で、悠々自適に生活。そんなかつての青図も、今はすっかり幻想となりつつあります。
人材の流動化に対応して、給与に退職金を薄く反映させるというところもあるし、契約制を採用することで退職金を設けないというところもあります。
「年金開始時までの期間がかなりあることから、定年退職後も働くのは必至。仕事がしたくないと言わないでその時のための準備をしておくことです」(不動産・人事)
アナリストが提言!これから必要な意識&準備
いち早くビジョンを持つこと
今、多くの人たちが先行き不安にかられ、どう対処していいのかわからなくなっているのは、先々のあるべき姿、モデルケースが失われてしまったためです。
たとえば、かつては定年退職まで勤め上げ、退職金を手にして積み立てた年金で暮らすというのが、誰にでも当てはまったある典型的なパターンだったのですが、これだけ早期リストラが恒常化し、多くの人たちが定年退職前に会社を去るようになると、“その後の仕事”が当然必要になってきます。
今までとはまるで違うビジョンを持つことが重要になってくるんです。
個人として、どう生きるか。会社とどう関わるのか、その方向性だけでも出しておくことです。 (都銀調査部・研究員)
新たな分野に飛び出す準備を
これだけ人材の流動化が進んでくると、もう、30代以降のキャリア転職は“あって当然”と考えるべきだと思うんです。
20代である職域のスペシャリストとなり、30代ではそれを基本にさらにプラスαの技術・知識をマスターする。
そうすることで市場価値を高めて“次”のステージへ移りやすくなるのです。
そうした準備を絶えず進めておく必要があると思うんですよね。
また、産業界全体が大きな過渡期を迎えていることもあり、ビジネスの様式や処理の仕方にも大きな変化が出てきていることから、そうした新たな潮流にも常に対処できるよう心がけておくことです。(外資系コンサルタント会社・シニアマネージャー)
トータルでの勝ちを目指す
定年退職から年金受給開始までの期間が長引いたことにより、原則的に働く期間がそれだけ長くなったのだろうと思うんです。
その意味では、昔に比べて何もかもが10年遅くなっている感じ。本当の意味で自立するのも、スペシャリストになるのも、皆、以前に比べて10年遅くなっているような気がするんですよね。
だったら、何も急ぐ必要はありません。
30代をメドに自立し、市場価値を高めることで、生涯にわたってのビジネスに着手すること。
最終的に勝てばいいのですから、最後に勝ち組に回れるよう、じっくり作戦を練って臨めばいいと思うんです。
いろいろな戦略を立ててアプローチすべき。大切ですよね。 (シンクタンク・調査員)
まとめ
今後は大きく時代が変わってくることが見えてきました。
仕事したくないと言ってないで、意識を変えていかないと将来的に後悔することになるかもしれません。
まずは上記で紹介した7つの心得に従って少しずつマインドを変えていけると良いかもしれませんね。
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