30代フリーターはやばい?「人生終わった」と感じたときの抜け出し方
いつもは私が20代にフリーターから就職した経験があるので、20代の方向けにこのブログを書いているのですが、今日は30歳を超えてフリーターを続けているとどうなるのか、そして30代からでも抜け出す方法はあるのかをまとめます。
先に結論を書いておきます。
- 30代フリーターが「やばい」と言われるのは、正社員との給与の差が一気に開き、未経験で応募できる求人が減るから
- ただし「人生終わった」わけではない。30代でも使える公的な支援や、未経験から採用される仕事はある
- 大事なのは、1日でも早く動き出すこと。35歳を過ぎると、さらに選択肢が減っていく
30代でフリーターを続けている人はどれくらいいる?
総務省の労働力調査では、15〜34歳のパート・アルバイト(とその希望者)を「フリーター」として集計しています。2025年平均では139万人でした。
そして、この定義から外れる35〜44歳でパート・アルバイトとして働く人(とその希望者)も49万人います。30代でフリーターを続けているのは、決してあなただけではありません。
ただし、人数が多いからといって安心はできません。30代のフリーターには、20代とは違う厳しさがあります。
30代フリーターが「やばい」と言われる3つの理由
1. 正社員との給与の差が一気に開く
厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」で、フルタイムで働く人の月の給与(所定内給与)を比べると、次のようになります。
| 年齢 | 正社員・正職員 | 正社員・正職員以外 | 月の差 |
|---|---|---|---|
| 25〜29歳 | 28.5万円 | 22.8万円 | 約5.7万円 |
| 30〜34歳 | 32.1万円 | 23.4万円 | 約8.7万円 |
| 35〜39歳 | 35.3万円 | 23.0万円 | 約12.2万円 |
正社員の給与は30代で大きく上がっていくのに、正社員以外は20代後半からほぼ横ばいです。30代後半では、月12万円、年間にすると140万円以上の差になります。シフト制のアルバイトなら、収入はさらに不安定です。
2. 未経験で応募できる求人が減っていく
企業が未経験者を正社員として採用するとき、入社後に長く育てていけるかを重視します。そのため、未経験歓迎の求人は20代を想定しているものが多く、30代になると応募できる求人の数が目に見えて減っていきます。
「正社員になれない」わけではありませんが、選べる会社の幅が狭くなるのは事実です。
3. 条件の悪い会社に入ってしまうリスクがある
選択肢が少なくなると、「どこでもいいから正社員に」と焦って、離職率の高い会社を選んでしまいがちです。
私の知り合いにも、30歳を過ぎてから就職活動を始め、なんとか内定をもらった人がいます。ところがその会社は非常に過酷な職場で、懸命に働いたものの体を壊してしまい、最終的に会社を辞めざるを得なくなりました。30代の就職では、焦って決めずに、会社をよく見極めることも大切です。
フリーターを続けた場合の将来については、こちらで詳しくまとめています。
私は20代半ばでフリーターから正社員になりました。そのとき使ったハタラクティブは、公式サイトで年齢制限は基本的にないとしていて、30代前半の人も相談できます(求人の多くは若手向けです)。実際に使ったときの流れはこちらの体験談にまとめています。
30歳で「人生終わった」と感じている人へ
30歳を迎えて「もう手遅れだ」「人生終わった」と感じている人もいると思います。でも、30代はまだ十分に巻き返せる年齢です。
実際、30代でも使える公的な支援制度があります。
- わかものハローワーク:正社員を目指すおおむね35歳未満の若者を対象に、担当者制の職業相談を無料で受けられる
- トライアル雇用:原則3か月試しに働き、合えば常用雇用に移れる。60歳未満で安定した職業に就いておらず、ハローワークなどで担当者の個別支援を受けている人などが対象
- 求職者支援訓練:条件を満たせば月10万円の給付金を受けながら、無料で職業訓練を受けられる
トライアル雇用と職業訓練については、それぞれこちらで詳しく解説しています。
30代フリーターが正社員になるための方法
人手不足の業界・職種を狙う
30代で未経験から正社員を目指すなら、人手不足で年齢よりも意欲を重視する業界が狙い目です。介護、運送・ドライバー、建設・施工管理、製造、ITエンジニア(研修のある企業)などは、30代の未経験者を採用している求人も見つかります。
アルバイト経験を「職務経験」として語る
30代まで働いてきたアルバイトの経験は、立派な職務経験です。任されていた仕事、後輩の指導、工夫して成果を出したことを具体的に伝えれば、社会人としての基礎があることをアピールできます。自己PRの作り方は、こちらを参考にしてください。
スキルを身につけてから応募する
需要が高く、人が足りていない分野のスキルを身につければ、30代でも20代のスキルがない人より有利に就職活動を進められます。プログラミングや事務・経理、介護などは、職業訓練で学ぶこともできます。
アルバイト先の正社員登用を確かめる
今のアルバイト先に正社員登用の制度があれば、それも選択肢の一つです。ただし、登用には人事評価や上司の推薦が重視されることが多く、いつ登用されるかはわかりません。期限を決めて、並行して就職活動も進めましょう。
30代でも相談できる就職支援サービス
民間の就職エージェントには、20代を主な対象にしているサービスが多くあります。30代の場合は、対象年齢を確認してから登録するのが確実です。
- ハタラクティブ:フリーターや既卒、未経験者の就職支援に特化したサービス。公式サイトでは年齢の上限ははっきり書かれていないので、紹介できる求人があるかをまず相談してみるとよい
- ハローワーク:年齢を問わず相談でき、トライアル雇用や職業訓練の窓口にもなる。おおむね35歳未満なら、若者向けの「わかものハローワーク」も使える
民間のエージェントとハローワークを併用すると、30代でも応募できる求人を見つけやすくなります。
30代フリーターの結婚は?
「30代フリーターだと結婚は難しいのでは」と不安に感じる人も多いと思います。
結婚そのものに正社員かどうかは関係ありません。ただ、上で見たように30代では正社員との収入の差が大きくなるため、二人分の生活費や子育ての費用を考えると、収入の安定は大きな課題になります。相手の家族から、仕事について聞かれることもあるでしょう。
フリーターの収入で一人暮らしをした場合の現実は、こちらで解説しています。
まとめ
- 30代フリーターが「やばい」と言われるのは、正社員との給与の差が一気に開き、未経験で応募できる求人が減るから
- それでも「人生終わった」わけではない。わかものハローワーク、トライアル雇用、職業訓練など30代でも使える支援がある
- 人手不足の業界を狙い、アルバイト経験を職務経験として語る
- 焦ってブラック企業を選ばないよう、会社をよく見極める
- 35歳を過ぎるとさらに選択肢が減る。1日でも早く動き出す
このまま30代になったらどうなるんだろう、と気になってこの記事を見に来た20代の人は、今すぐ就職活動を始めることをおすすめします。20代のうちなら、未経験から正社員を目指せる求人はずっと多くあります。

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