こんにちは。ブログの管理人のエイジです。
大学を卒業したものの次の進路が決まらず、なんとなくフリーターとして過ごしてしまうのは、非常に勿体無いことです。せっかく高い学費を払って大学を卒業したのに、高卒のアルバイトと同じ給料で働いて歳をとっていくなんて、なにかやりたいことがあるならいいですが、そうでない場合はきつくないですか?
でももしかしたら、大学を出ているからいざとなればいつでも就職できると考えている人もいるかもしれません。大卒がずっとフリーターでいるとどうなるのか、就職や将来の可能性ついて解説します。
大卒フリーターの割合
フリーターといえば高卒や専門学校卒の人が多い印象を持っている人もいるかもしれませんが、大卒のフリーターは案外少なくありません。独立行政法人労働政策研究・研修機構による平成29年度の『就業構造基本調査』では、フリーターの学歴分布は以下のように結果が出ています。
男性フリーターの学歴分布
- 高卒:45.1%
- 大卒:23.2%
- 専門卒:16.7%
- 中卒:13.9%
意外にも専門卒の男性よりも大卒の男性の割合のほうが高いんです。男性の場合、とりあえず大学くらいは出ておいたほうがいいという親の方針で大学に入学する人も多いから大卒まで行く人が多いようです。また男性が専門学校に入学する場合はスキルを着実に身につけられる学校(電子系など)を選びやすいことも原因かもしれません。
女性フリーターの学歴分布
- 高卒:44.0%
- 専門卒:28.8%
- 大卒:16.2%
- 中卒:10.1%
女性の場合は半分近くが高卒で、続いて専門卒が多い結果となっています。これは、女性はそもそも専門学校に入学する割合が高いためです。大卒はそれについて多いという形になります。
一度就職したあとに早期退職するケースも多い
これらのデータを見てわかるように大卒のフリーターは意外と多くいます。特に進路を決めないまま大学を卒業してしまいそのままフリーターになる人もいますが、実は一度就職したあとすぐに仕事を辞め、そのまま正社員に戻れない人も多いのが大卒フリーターの特徴。早期退職する人の理由に多いのが以下のような声です。
- 大学時代に納得のいく就活ができなかった
- 入社後にギャップを感じた
- 人間関係がうまくいかなかった
- 入った会社がブラック企業だった
- 事故などで働けなくなってしまった
フリーターと正社員の年収比
このまま大卒でフリーターでいようと覚悟を決めている人もいるかもしれません。しかし大卒でフリーターでいるのと正社員でいるのとでは、将来がまったく変わってしまいます。以下のデータは、正社員と大卒フリーターの平均年収です。
- 男性正社員:約348万円
- 男性非正規社員:約235万円
- 女性正社員:約264万円
- 女性非正規社員:約190万円
男性では1年間で120万以上の差が出ているため、仮に30年働いた場合はそれだけで3000万円以上の生涯賃金の差が生まれます。さらにこのデータでいう「非正規社員」には契約社員も含まれているので、大卒フリーターだけで計算したらもっと低くなるのではないでしょうか。
今稼げていても歳を取るにつれて収入が不安に…
大卒フリーターの怖いところが、歳を取るにつれてできる仕事が減っていくことです。例えばスーパーの商品陳列だって、若ければ腰を痛めたりすることもありませんが、歳を取るとなかなかしんどい仕事に変わります。大卒でなんらかの専門的な資格を持っていて、それを使って働けているならまだいいですが、そうでない人は今稼げていても将来のことを考えるべきです。今やっている仕事は、30年後も続けられるようなものですか?
就職のタイムリミットは30歳
大卒かそうでないかかかわらず、フリーターが正社員として就職できるタイムリミットは30歳と言われています。それはなぜなのでしょうか。
既卒・第二新卒含め新卒採用は売り手市場
昨今ニュースでもよく取り上げられていますが、新卒採用は「売り手市場」と言われており、少ない優秀な学生を多くの企業が競争して取り合っています。しかし優秀層を狙えるのは上場している大手企業や人気のある有名企業がほとんど。そのぶん中小企業では募集する学生の学歴を広げたり、既卒や第二新卒も積極的に採用したりしています。そのため若いうちは大卒のフリーターでも比較的就職しやすいです。
未経験でも可能な求人は20代までが大半
一度社会人経験をしているフリーターには関係のない話ですが、大卒後一度も就職せずフリーターとして過ごしている場合「未経験者歓迎」の求人を選ばないと採用される可能性は低いです。そしてその「未経験者歓迎」求人は20代前半までに応募が限定されていることも多く、なるべく早く就活しないと応募できる求人が減ってしまいます。
30過ぎたらブラック企業に注意
30歳をすぎると未経験者歓迎求人に応募できないかわりに、20代が働きたがらないブラック企業の求人ばかりが目につくようになります。こうした企業では厳しい労働環境で休みが取れなかったり、売れるはずもないような商品を売る営業をやらされたりと、就職しても辞めてしまうか精神を病んでしまうかのどちらかです。
どんなに急いで就職したい場合でも、実際に面接に行く前に内定を承諾するようなことはせず、実際に働く現場や人を見たうえで判断するようにしましょう。そのうえで自分が感じた違和感を無視しなければ、ブラック企業はできる限り避けることができます。
早いうちに年金を払うべき
大卒のフリーターの皆さんの中には収入が少ないせいで年金を支払えない人もいるかもしれません。正社員になると厚生年金への加入が義務付けられ、年金保険料の半額を企業が支払ってくれるようになります。年金は支払った金額・期間によって将来受け取ることができる金額が決まるので、なるべく早めに就職して支払うことをおすすめします。
フリーターにとって結婚は難易度高め
「大学時代はモテていたのに、大卒後フリーターになったら急にモテなくなった」と嘆いている人がいるくらい、大卒フリーターにとって結婚は難しいです。大学生の頃から付き合っていたとしても「恋人としてはいいけど結婚相手としては無理」と言って振られるパターンは少なくありません。
それはもちろん経済的理由からです。結婚は非常にお金がかかるものです。婚約指輪を買い、結婚式を挙げ、子供を作れば1人あたり育てあげるのに1500万円程度はかかると言われています。大卒のフリーターはなかなかこのコストを乗り越えることを想像できません。フリーター同士の結婚では特にそうではないでしょうか。
女性はバイト先の社員を捕まえるケースが多い
正社員と結婚したいなら、女性はアルバイト先の社員と仲良くするのがおすすめです。同じ店舗のバイトと社員が付き合うパターンは結構多いですよね。大卒だと同じ大卒の正社員からのイメージもなんとなくよいので、確率が上がります。結局は相性とタイミングですが、…。
男性は主夫になるのを狙うのも手
大卒で企業に就職したあとにキャリアウーマンと結婚し、主夫になる男性も最近はいます。家事が得意ならいっそのこと主夫を目指すという選択肢もあります。ただ、こちらも結婚と同じくらい難しいでしょう。
大卒フリーターの就職ハードルは低め!就活は早めに終わらせよう
大卒フリーターは20代の若いうちなら就職するチャンスがたくさんあります!ただし30歳に近づくにつれ、そのチャンスはどんどん少なくなり良い求人も減っていきます。少しでも就職したい気持ちがあるなら、なるべく早く就活を初めて脱フリーターに向けて動いていきましょう。
就職で何をしたらいいかわからない人ははじめに何をしたら良いかを下記にまとめてあるので、これも合わせて読むと良いでしょう。
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