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企業が求める人物像とは?企業人事の本音を直撃

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こんにちは。ブログの管理人のエイジです。

フリーターとかで就職をしている人は企業が実際にどういう人物像を求めているのか?というのが結構気になりませんか?

即戦力、キャリア&スキルのある人などなど、様々な条件があるなかで、特にどんな資質が重視されるのか実際に企業の人事に聞いてました。

一歩踏み込んだ「企業が求める人物像」これであなたのアプローチも変わるはずです。

即戦力の本当の意味を考え直す時期にきている

欲しいのは即戦力―。

今さら繰り返すまでもないことだが、企業人事に話を聞いてみると、その多くが企業が求める人物像として同じ言葉を口にします。

求人広告を見ても明らか。応募資格に”経験者のみ“の一文をつけ加えるなど、はじめからすぐに成果を挙げられそうな人だけを募集するところが少なくありません。

特に、専門性の高い仕事や、特別のキャリア&スキルが求められる仕事などでは、こうした傾向がかなり強いです。

即戦力“とは鍛えられた人のこと。ビジネスの基本を叩き込まれた人が欲しい!

アシスタントなどの募集もあるものの、ここでも多少経験したことのある人と、そうではない人との差がつけられます。

これでは、フリーターや大学中退などの未経験者にとっては八方塞がり。

これから社会人になろうとする学生にとっても、また、思い切って異業種に飛び込もうとしているビジネスマン&ウーマンにとっても、最初から苦戦は免れないように思えます。

即戦力という、言い尽くされてきた、しかも決定的な企業が求める人物像。

やはり今まで同様、この言葉に振り回されることになるのでしょうか?

長年、人事畑を歩んできたという金属大手の人事課チーフに話を聞いてみると、

「そろそろ、即戦力の意味について、一歩踏み込んで考えてみるべき」ということです。

同じ「即戦力」でも、数年前と今では意味が違ってきているし、企業側の受け止め方も次第に変化してきています。

それさえ把握できれば、たとえフリーターや大学中退者などの未経験でも十分アプローチ可能、採用を勝ち取れるというのです。

あくまでも職能本位。雇用形態の別はない!

「具体的に言うと、うちでも”経験者優遇“の一文はつけるものの、かつてのように細かく経験業務を絞り込んでいるわけではないというのが実際です。

ピンポイントはピンポイントでも、そこにある程度の幅ができている。

なかにはほとんど関係なく未経験でも採用されるケースもあるほどで、その意味ではだいぶ変わってきているんですよね。

代わりに重視されてきているのが、社会人としての成熟度、あるいはポテンシャル。

明らかにしっかりとした社会人としてのベースができていて、しかも何事にも柔軟に対処できる人、未経験でもその人ならではの役回りをすぐ果たせる人への期待が高まっているんです」

ほかの採用担当者に話を聞いてみても、その多くがこの企業が求める人物像については同意しています。

実は、ピンポイント採用にこだわりすぎて、有望な人材を多く逃してしまったという反省が、今になって出てきているといいます。

「もちろん、スキルだけでなく、企業文化への適合性という観点からも細かくチェックしているのですが、スキル重視のピンポイント採用に偏ってしまうと、どうしてもその辺りが甘くなりがち。

部署からのニーズにはきちんと応えたと、言い訳じみたところで採用してしまうということが多かったんです」

と、その実情を打ち明けるのは、通信関連のベンチャー企業の社長。

能力本位の人材起用を進めるにあたって、即戦力という言葉には応募者はもちろん、企業側にも多くの戸惑いがあったといいます。

「条件的にはほぼパーフェクトなのに、チームに入れてみるとうまく機能しない。

出されたオーダーには応えられるものの、そこからプラスαの何かが生まれ出てくるかというと、そんなことはほとんどなくて、それどころか、本来、企業の活動の起点となるべき活力や”次“へのビジョンがまるで感じられないといった、そんなチームになることが少なくなかったんです」

しかも、不採算部門をできるだけ迅速に整理し、好調部門に有能な人材や多くの会社資源を集中的に注ぎ込みたい企業にしてみれば、そうした融通のきかない社員はいかに有力なスキルを持っているとしても単なるお荷物。

一度担当プロジェクトが終わってしまえば、仮にどんなに優秀な知識、技術を持っていてもまるで役に立ちません。

それよりは、フリーターやニートなどの未経験者でも、あらゆる変化を要求されても柔軟に対処できる人は、すぐに”次“のシーンに立ち向かえるだけに心強い。

未経験ならではの貪欲さがあるので、黙っていても新たな知識や技術を吸収して、それこそすぐ役立つスタッフとして機能するようになります。

「それでこそ、はじめて”即戦力“。今、企業が重視しているのは、そうした意味での即戦力なんです。

もっとわかりやすく言うと、今まで総務部にいたスペシャリストが、ある新商品の販売戦略部に異動を命じられても、即座に対応。

そうした対応力にこそ自信を持っている人が欲しいんです。

未経験であったとしてもビジネスマン&ウーマンとしての資質、能力、考え方がしっかりしている人を採用したいんですよね」

今、活躍しているのは、いずれもそうしたベースのしっかりしている人たち。マンパワーを誇る鍛えられた人たちだといいます。

プロとしてのビジネスマン&ウーマンを目指す!

また、企業が求める人物像には、新卒、中途の別がありません。

たとえ未経験者でも、鍛えられている人たちはすぐにわかるほど、しっかりとそのベースができています。

特に人材紹介会社から紹介された人材は研修を終えて来ているからか、驚くほど社会人としてのマインドが整っているようです。

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「これだけ就職に選択肢が出てきている状態では当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、それこそ、”勝つ“人たちは、ビジネスマンであることに強いプロ意識を持とうとしている。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、与えられた条件、与えられた環境下で、どれだけ大きな成果を出せるか、そのことにすべてを傾注しようとしているんです。

反対に、鍛えられていない人たちは、ある業務、ある限定された環境下での仕事でのみ力を発揮しようとする。

それこそが自分だし、ウリの部分だと頑なに信じて、少しでも条件が合わないとそれだけで”力が出せない“と、不平不満を並べるわけです。

これでは日々刻々と変化し、予測不能な状況にはとても対応できない。

高度なスキルを持ちながら、なぜかたて続けに不採用になっているという人は、そうした観点からあらためてチェックし直す必要があると思います」

事実、これだけグローバル化が進み、企業サバイバルが激しくなってくると、いつ大規模な組織改革や軌道修正が行われるかわかりません。

日頃から意識して準備しているのといないのとでは、大きな差がつきます。

企業が求める人物像とは未経験であろうとも激しい市場変化に対応できる対応力を持った人間に変化してきているのです。

それこそが採用と不採用を分けるキーポイントとなってきています。

どうすれば鍛えられた人材になれるのか?

では、そうした”鍛えられた“ビジネスマン&ウーマンになるにはどうすればいいのでしょうか?

あらためて尋ねてみると、次のような答えが返ってきました。

「危機的な状況、または追いつめられた状況下で、最大限のパワーを発揮できるのが鍛えられた人。

及び腰になるなど言語道断で、そうした時にこそ真価を発揮できると意気込むくらいの強い気持ちが必要だと思います。

また、そうなるためには、日頃から自分自身にプレッシャーをかけるなどして、滅多なことではメゲない気持ちを作ることが大切。

それだけでも大分違ってくると思います。採用する側からすると、そういう強さやたくましさみたいなものって、すぐわかるんです」(外食)

「失敗を軽く流さずに、しっかり反省しながら実にしていく。それが、鍛えられていくことだと思うんです。

後始末をきちんとするとでも言うんでしょうか。踏み留まって、ひとつひとつしっかりと消化していくことが大事なんですよね。

事実、昨年のフリーター採用でも、”心がけていることは?“の質問に、”何事においても、決して食い逃げしない人間になることです“と答えた人を採用したほど。

様々な人たちと関わりながら生きていく際、最も大切なことは何かを知っているように思えたんです。

自分自身と向き合い、徹底的に考え抜かないとなかなか出てこない言葉ですから、その意味ではたとえ未経験でもしっかり鍛えられているという印象を持ちました。大事ですよね、こういう意識って」

日頃から意識して、強い自分、どこででも持ち前の力を発揮できる自分を作ることが大切です。

採用担当者たちは、それが何よりの近道だと指摘します。

勝利を期すなら、自分自身を鍛え直してみてはどうだろう。考え方をちょっと変えてみるだけで、結果はガラリと違ってきます。

企業が求める”鍛えられた“人材になるために、一度トライしてみてはいかがでしょうか?

迷っているようではダメ。気持ちを決めてからアプローチ!

今好景気にも煽られ、応募者の質も二極分化してきています。

はっきりと危機感を感じながら応募してくる人もいれば、何の準備もできていないのに、ただ無意味な応募を繰り返すといった人もいます。

もちろん、後者が採用になる確率は、極めて低いのです。

面接などでも「なぜ応募したのか?」と聞かれて、思わず首を捻る人もいるほどです。

「鍛えられていないという意味では典型的な人たち」。そう断言するのは、流通大手の採用担当者。

少なくとも就・転職にはそれなりの覚悟が必要だと指摘します。

「企業が求めている“鍛えられた”人たちは、少なくとも皆、相当覚悟して応募してくる。多少の突っ込みなどに動じることなどまずないんです。その点からして大きな違いがあるんですよね」。

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また、覚悟の上での応募であるだけに、たとえ失敗しても得るものは大きいとも言っています。

準備不足の人は、この点でも何一つ収穫はないと手厳しいと言います。今あなたの就職にかける覚悟が問われています。

修羅場に強い人を採用

採用する側にしてみれば、これを条件に持ってくるのも無理ないことです。
会社の屋台骨を支える大事な社員である以上、いざというときに役に立たないようでは話にならりません。

そういう修羅場でこそ活躍して欲しいんですよね。

その意味で、面接では今まで一番困った体験やわざと難しい質問をして、その回答の仕方を見るんです。

鍛えられている人は、慌てず理路整然と回答。

そうではない人たちは、目に見えて大慌てなのですぐわかる。不思議ですよね。

できるかどうかを疑っていてはダメ

入社後の展望を聞かれて、首を傾げているようでは、まず不採用になります。

採用担当者にいい印象を与えることなど、まずできないので注意するべきです。

できるかどうかは別として、私たち企業人事が見極めたいのは、強い意志力と入社後の意欲。ここは胸を張って将来的な展望を述べて欲しいんです。やれるかどうかわからないなら、とにかくやってみる。

それが原則であることを見せて欲しい。採用したいのは、それがわかっている人たち。魅力ですよね。

ネットワークを持っている人がいい

一人で何もかもをこなすことなど、とてもできないと思います。

そこで重要になってくるのが個人的なネットワーク。

社会人なら、より一層そうしたネットワークの有無が厳しくチェックされることになるから要注意です。

こうした準備がしっかりできていると、まったく未経験の仕事に就いても、ある程度対応可能と受け止められやすいんです。

また、アイディアを異分野からも集められるという利点もあるので、早めの構築を心がけることです。

自己投資をしているくらいの人がいい

能力開発のために、あるいは将来的に必要になってくる技能や専門知識習得のために、着々と準備を進めているような人が欲しいんです。

そういう姿勢の中には、自分自身の付加価値を上げようとする強い意志と、積極性がうかがえます。

それだけでも高く評価すべきだと思うんですよね。

鍛えるといっても、ただ漠然と人生の荒波を待っているだけではダメ。自分から工夫して“鍛えにいく”ことも必要なんです。

これからはますます重要になると思います。

まとめ

企業から求められる人物像とは、スキルというよりも環境変化に対応できる人材だと言うことがわかりました。

フリーター等の未経験からの就職でも、いかに自分がしっかりとした考え方を持っていて、企業から求められる人物像であるということを伝えていかなくてはなりません。

しっかりと準備をして就職を迎えることが重要だと思います。

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