フリーターの生活費はいくら?実家暮らし・一人暮らしの内訳と正社員との違い
これからフリーターになろうか迷っている人は、きっとアルバイト生活が自由で楽な毎日だと想像してるでしょう。
でも今フリーターとして過ごしている人は、きっと自由なだけではないのでは?心のどこかで、この先歳を取ってもこのまま暮らしていけるのか不安に思っているのではないでしょうか。今回はフリーターとして生活することの実情やメリット・デメリットを紹介します。
フリーターの生活費の内訳
まずはフリーターの一般的な収入を見ていきましょう。厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、フルタイムで働く正社員以外の人の月の給料(所定内給与)は次のとおりです。
| 年齢 | 正社員・正職員以外 | (参考)正社員・正職員 |
|---|---|---|
| 20〜24歳 | 20.4万円 | 24.8万円 |
| 25〜29歳 | 22.8万円 | 28.5万円 |
| 30〜34歳 | 23.4万円 | 32.1万円 |
| 35〜39歳 | 23.0万円 | 35.3万円 |
ただしこれはフルタイムで働いた場合の数字で、税金や保険料が引かれる前の金額です。シフト制のアルバイトで週4〜5日働く場合、手取りは月12〜15万円くらいという人が多いと思います。仮に今回は13万円とします。
ただ、最低賃金が低い地域では、もう少し金額が低くなるでしょう。私は東京でフリーターしていた頃は時給1,100円のアルバイトを週4~5日していました。月だいたい14万円くらい手取りがありましたが、時給が低い仕事だともう少し大変だったんだろうと思います。
実家暮らしの場合
下記は東京の多摩地区で実家暮らしのフリーター23歳男性、Aさんの生活費の例です。
家賃:0円
食費:15,000円
光熱費:0円
交通・通信費:20,000円
趣味・嗜好品:30,000円
交際費:50,000円
生活費合計:115,000円
食事は基本的に家にあるものを食べるので、アルバイトの休憩や行き帰りに一人で食事をするときにしかお金はかかりません。高めなのは交際費と趣味に使うお金。週1回か2回は友人と飲みに行くため、交際費のほとんどは飲み代です。趣味・嗜好品の主な部分はタバコとゲームです。
しかし実家暮らしだと家賃が要りません。そのためアルバイトだけの収入でも案外不自由なく暮らしていけます。趣味などに使う時間もお金もある程度確保できますね。
「家にも少しはお金を入れなさい」と親に言われることはあるかもしれませんが、実家にいる限り生活に困ることはあまりありません。ただ、親がいつまでも元気で働けるとは限りません。
これだと毎月1万円は貯金することができそうです。しかし旅行や新しいゲーム機の購入など少しでも大きな出費があると、その貯金はパーになってしまいます。
一人暮らしの場合
続いては同じく東京の多摩地区で一人暮らししている25歳男性、Bさんの生活費を見ていきましょう。
家賃:55,000円
食費:25,000円
光熱費:10,000円
交通・通信費:15,000円
趣味・嗜好品:15,000円
交際費:30,000円
生活費合計:140,000円
家賃・光熱費がかさむ分、実家暮らしよりもお金がかかります。そのため趣味や交際費に使うお金を削っているようです。手取り13万円だと、この時点で毎月1万円の赤字です。足りない分をクレジットカードの支払いで先送りにしてしまう人も少なくありません。
貯金はかなり頑張らないと難しい
フリーターでも家賃を安くしたり節約したりと工夫をすれば、一人暮らしは案外できます。しかし問題は貯蓄ができないことです。さらに、国民年金の保険料(2026年度は月17,920円)や住民税も払う必要があります。フリーターの一人暮らしは毎日衣食住を満たすのに精一杯という状況になりがち。貯金をしようと思ったらかなりの努力が必要です。
フリーターの一人暮らしについては、こちらで詳しくまとめています。
アルバイトの楽しい部分・メリット
とはいえアルバイト生活はやっぱり自由で楽しそうですよね。正社員として働かずにアルバイトを続けることには、どんなメリットがあるのでしょうか。
時間が自由に使える
一番のメリットはとにかく時間がたくさんあることです。アルバイト先のシフトの決まり方にもよりますが、好きなときに働いて好きなときに休むことができます。
正社員になると有給があるとはいえ、使いづらい会社もまだまだ多いです。趣味で好きなときに仕事を休むために、正社員からわざわざフリーターに逆戻りする人は少なくありません。アイドルの追っかけや、海外旅行好きの人などに多い例です。最近はアルバイトではなくフリーランスというかたちで働く人も増えています。
責任がない
会社に正社員として所属するということには、いろいろな責任が伴います。気軽に休めないのもそうですし、部下ができたり、成果を求められたり、部署の集まりに参加しなければならなかったりと、いろいろな責任がついてきます。
アルバイトならいつ会社を辞めても大丈夫という気軽さがあります。責任の重圧がしんどい人にとっては気持ち良く働ける環境です。
アルバイトのきつい部分・デメリット
しかしフリーターでいながら正社員になりたいと思っている人は多いはずです。口には出さなくても、みんなどこかでそう思ったことがあるのではないでしょうか。それはフリーターとして生きていくためにはさまざまなデメリットがあるからです。
病気や風邪が生活費に直接影響する
正社員は勤め先の社会保険に入るので、病気やけがで長く休むときには健康保険の傷病手当金を、失業したときには雇用保険の失業手当を受け取れます。大きな事故にあって少しの間働けなくなったとしても、収入がゼロになるわけではありません。
しかしアルバイトの場合、勤め先の社会保険に入っていなければ、休んだ分の給料がそのまま収入から消えてしまいます。アルバイトでも条件を満たせば有給休暇はもらえますが、長く休むと生活が苦しくなりがちです。
収入が不安定
アルバイトは、契約期間が終わると更新してもらえなかったり、お店の閉店などで仕事がなくなったりすることがあります。さらに、シフトが自由な職場ほど「いまは人が足りてるからシフト削るね」と言われて、収入が減ってしまうことも多いです。
安定した収入がないため予定も立てづらいですし、急な出費があった場合はキャッシングなどに頼らないといけないケースもでてきます。そして一番の大きなデメリットは、貯蓄がしづらいことです。国民年金だけの場合、将来受け取れる年金は厚生年金に入っていた人より少なくなります。若いうちに貯金ができないまま歳を重ねるのは、想像以上に怖いことです。
一生フリーターとして生活していくためには
それでも自由な暮らしを捨てたくない人もいますよね、その気持ちはわかります。企業に就職せずアルバイトとして一生暮らしたいなら、若いうちから準備をしないといけません。
節約する
まずは節約することです。酒やタバコなどの嗜好品にはなるべく手を出さず、自炊スキルを身につけ、最低限の衣食住で生活をする。そうすればアルバイトでも貯金をしっかりすることができます。しかしこれが「自由」といえるかどうかは別ですが。
高時給のアルバイトをする
アルバイトのなかには、深夜の仕事や専門的なスキルを使う仕事など、時給が高いものもあります。
しかし給料が高いアルバイトは、大抵の場合長く続けにくい仕事であることが多いです。給料が高いということは、その仕事をやりたがる・やれる人が少ないということ。よほどの根性がないと難しいのではないでしょうか。
生活を変えたいなら就活してみよう
今回説明したように、フリーターとして安心して暮らしていくのはなかなか難しいことです。20代ではそれでよくても、年を追うごとに正社員との収入の差は開いていきます。その生活を変えたいなら、なるべく若いうちに就活をして正社員になるチャレンジをしてみるべきです。
まずはいまの自分の生活が満足のいくものなのか、あと20年経っても維持できるものなのか、一度考えてみてはいかがでしょうか。

ハタラクティブは今最も勢いのあるフリーター・大学中退・高卒・第二新卒向けの人材紹介会社で、サービス開始からの累計で26万人以上のカウンセリング実績があります。対応エリアも広がっており、北海道・宮城から関東・中部・関西・中国・九州まで、未経験から正社員を目指す人を支援しています。
登録はもちろん無料で、正社員求人を紹介してくれるばかりか、履歴書の書き方や面接練習もさせてくれるので是非相談してみてください。

