フリーターとか派遣社員から正社員に就職するのって大きな決断がいりますよね。普通に考えたら正社員として就職すべきではあるけれども、いつもどこかで正社員にはなりたくないと考えてしまうもの。

僕もフリーターとして働いていたときはそうでした。実際にフリーターで働いた方が楽だし、そんなに差はないんじゃないの、と思っていました。

しかし実際に正社員として就職してみると、昔想像していたよりもいいところってたくさんあるんですよね。

そこで今回は、正社員になりたくないと皆が考える理由と、私の実体験から正社員になりたくないと思っている人に伝えたいことをまとめてみました。

実際、総務省の「労働力調査(2025年平均)」で、正社員以外で働いている人に理由を聞くと、いちばん多いのは「自分の都合のよい時間に働きたいから」(36.6%)で、「正社員の仕事がないから」は8.4%しかいません。正社員にならない働き方を自分で選んでいる人は多いんです。

正社員になりたくない理由

正社員になりたくないと考える理由は無数にあります。それはもう考えていくと無限に存在し、最後は言い訳みたいになってしまうので、今回はよく聞く理由についてまとめてみました。

正社員になりたくない理由1:自由がなくなるから

フリーターや非正規雇用の人は言ってしまえば休みたい時に休むことが可能です。基本的には時給で働いているので、働かなければ時給としての給与がもらえないだけで仕事に何の縛りもありません。

しかし正社員になってしまうと平日の毎日の出勤はもちろんのこと、会社の都合で場合によっては休日出勤を義務付けられることもあります。休日出勤をした場合は振替休日がもらえるので良いのですが、そういったことを業務命令として行うことができ、それを断ることが基本的にはできないのです。

フリーター時代にやっていた働きたい時に働いて休みたい時に休むというのが難しくなりますし、自分の判断で選べる範囲が狭くなるのは、実際に正社員になっても感じるところです。

正社員になりたくない理由2:給与が下がってしまうから

派遣社員などで特に特殊なスキルを持っている人は社員になると給与が下がってしまうこともあります。

よくあるのはデザイナーで派遣社員をやっている人。その会社にはしっかりとしたデザイナーがおらず、正社員としては雇うほどの仕事量は存在していない場合などは高い時給を払ってでも派遣社員として雇うことを考えます。

そしていざ仕事量が増えてきたので、仕事を理解してくれている派遣社員の人を正社員として雇い入れようとしても、今まで派遣社員として高い給料を払っていたこともあり、その会社の基準の給与と照らし合わせた時に、正社員になったほうが給与が下がるということが発生します。

また、正社員の月給には「固定残業代」(決まった時間分の残業代)が含まれている会社もあります。残業が多いと、時給に換算したときに思ったより低く感じることもあります。

非正規雇用と違い正社員は福利厚生や教育などへの投資で、見た目の給与よりも良い待遇を受けていることが多いのですが、それはなかなか目に見えづらいもの。

給与が下がるからという理由で正社員になりたくないという人もいるのです。

正社員になりたくない理由3:責任を負いたくないから

フリーターなどの非正規雇用の人は簡単に辞めやすいことからいついなくなってもおかしくないと考えて、重要な仕事は任せないものです。

しかし正社員になると長期雇用が前提のため、会社にとって重要な仕事を任せられることになります。

重要な仕事というのは会社としても、ちゃんとうまく行かせたいところであるので期待があり、責任が紐付いているということです。

このように重い期待をかけられて仕事をするというのは人によってはかなりのプレッシャーに繋がります。

そういうのを嫌がって気楽に働きたい、正社員になりたくないと考える人も相当数いるようです。

正社員になりたくない理由4:転勤などをしたくないから

銀行系や工場などのメーカー系によくありがちなのが転勤の問題。

こういう企業では全国に転勤があり得るけれども給与が高い普通採用と転勤はないけれども給与が安い地域限定採用を分けているところもあります。

慣れ親しんだ地を会社の都合で離れなければいけなくなるのは嫌ですよね。

でも転勤を業務命令として出されたん場合は正社員は基本的には断ることができないのです。

そのため、そういうのを嫌がって正社員になりたくないと考える人も結構な数いるようです。

正社員になったことがない人はなるべき

しかし上記のような理由が合ったとしても、正社員に今までなったことがない人は正社員になるべきだと思います。

正社員になりたくないという話をして将来的に生き残れるのは、手に職をもっているハイスキルな人間か正社員に戻ろうと思えばいつでも戻れるような立場の人間だけです。

なぜなら、正社員になったことがないまま30歳を迎えると、未経験で応募できる正社員の求人はぐっと減ってしまうからです。「なりたくない」と言っていたのが、いざなりたいと思ったときには選べる会社が少ない、ということになりかねません。

収入の差も年齢とともに開きます。厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」で、フルタイムで働く人の月の給料を比べると、20代前半の差は約4万円ですが、30代後半になると正社員35.3万円に対して正社員以外23.0万円と、差は12万円以上になります。

さらに、アルバイトで働いていて万が一けがや病気をすると、シフトに入れなくなった分だけ収入が減り、契約を更新してもらえないこともあります。フリーターではあまり貯金もないと思いますが、収入源がなくなって支出ばかりが増えていくと、生活はすぐに苦しくなります。

正社員なら、会社が簡単に解雇することは法律で制限されていますし、病気やけがで休んだときには健康保険の傷病手当金も受け取れます。雇用の安定というのは正社員の大きな強みなのです。

教育もしてもらえる

また正社員は長期雇用が前提なので、将来に活躍することを期待して会社が教育などの投資を行ってくれます。

個人で受けたら何十万もするような研修も受けさせてくれますし、あなたにスキルをつけようと色んな仕事を教えてくれるのです。

正直仕事ができるようになってしまえばどこに行っても生きていけます。それをあなたに給料を払いながら教育してくれるってすごくないですか?

特に日本の会社は、未経験の若手を採用して入社後に育てる文化が強いと言われています。海外では、即戦力の採用が中心の国も多いです。

逆にフリーターとかの非正規雇用だと、長期的に会社にいると思っていないので、教育などは考えずにひたすら単純な作業を任せたりすることが多いです。

これだけでも正社員になりたくないと言ってないで、正社員になるべき理由があります。

職歴と人脈が大きな武器になる

また正社員になると職歴と人脈が溜まっていきます。

日本の採用では、アルバイトの経験は正社員の職歴ほどには評価されないことが多いです。それは先程も言ったように、アルバイトには重要な仕事を任せないことが多いから。

しかし同じ仕事をしていても正社員になればそれは職歴としてみなされるので履歴書に貯金が溜まっていくわけです。

そしていつか転職しようと思った際にその貯金を使って、転職をすれば良いのです。

また正社員であれば、いろんな有力な人と会社の名前で会うことができます。フリーターをしていたときは会社の名前を使って人に会うことは殆どなかったかもしれませんが、正社員であればその名前を使えるのです。

会社の名前は使ってみて初めて分かるのですが、かなり大きいもの。会社の名前を出すだけで一定の社会的な信頼を得ることができるのです。

そうやって出会った人との人間関係を築いて行けば、将来的に自分が転職したいと考えた時に誰かしらが声をかけてくれるものです。

そういった職歴や人脈と行った武器を正社員は作り上げていくことができるのです。

ずっと非正規雇用はヤバイ

逆にずっと非正規雇用でいるのは本当にヤバイです。

今ハイスキルで正社員になりたくないと言っている人も、過去は正社員として働いており、そこで身につけたスキルで今派遣社員として生活していることがほとんどです。

そういった人の意見を聞いて、そういった生活ができると思っていてはいけません。

一度も職歴がない人はずっと非正規雇用でいることは本当にヤバイと思っていないと将来的に確実に後悔することになると思います。

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僕が一番おすすめするのは選べる立場になってから選ぶこと。

フリーターから正社員になるのは難しくても、正社員からフリーターになることはものすごく簡単です。

つまりフリーターに戻っても生活できるだけの稼げる力を身につけるまでは正社員として働いて、まずは自分の立場を選べる力を身に着けましょうということです。

最終的に力さえ身に着けてしまえば、いくらでもやり直しがききます。

その力がなく職歴もないまま30代に突入してしまうのだけは絶対に避けたほうが良いです。

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まとめ

正社員になりたくないと思っていたとしても、今まで就職したことがない人や十分な力を持っていない人は正社員になったほうが良いです。

特にまだ20代の人はチャンスがたくさんあるので、正社員になりたくないと言ってないで一度就職することをおすすめします。

20代だとフリーターや既卒向けの就職支援会社があるので、そちらを使うことをおすすめします。全てのサービスが無料で使えますし、まずは情報を収集するだけでも役立ちます。

私が実際に使って就職した一番オススメのハタラクティブとか全国対応の第二新卒エージェントneoなどはおすすめなので一度見てみるといいと思います。また、20代の既卒・フリーターなら、キャリアスタートも無料で相談できます。

ABOUT ME
エイジ
大学を中退し、高卒の学歴のまま20代半ばまでフリーターとニートを経験(飲食店・コンビニ・運送業のアルバイト)。就職支援サービスのハタラクティブ経由で、広告会社の営業職として正社員になりました。ハタラクティブやジェイックを実際に使った体験をもとに、フリーター・既卒・中退者の就職について書いています。
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