こんにちは。ブログの管理人のエイジです。
私は過去にしばらくニートをしており、その後にフリーターとしてしばらく働いていました。
今は無事に就職できて正社員として働いていますが、僕にはフリーター時代にバイト先で知り合った友達がいます。
そのM君はあれから数年経つにもかかわらず未だにニートをしており、20代も後半になるのにもかかわらず未だにほとんどの時間をオンラインゲームにつぎ込んでいます。
本記事ではニートから就職できた僕と就職できなかったM君の違いについて説明します。
ニートの人口
まずははじめにニートの人口ってどれくらいいるのかご存知ですか?
内閣府が発表した「平成27年版子供・若者白書」によるとニート(若年無業者:15〜34歳の非労働力人口の中で家事も通学もしていない者)の数は平成26年で56万人だと言われています。
この数は15〜34歳の人口の中の2.1%を占めており、その数は近年の好景気のために減少傾向にあるようです。
しかし、いまだに56万人もの若者がニートをしていると考えると、その人口はかなり多いと思いますよね。特にニートの中でも年齢層の高いニートが増えてきており、ニートの高齢化が問題になっています。
引きこもりは70万人程度いると言われており、若者ニートが将来的に引きこもりになっていくという、ニートの将来についても不安視がされています。
ニートの僕と彼の関係について
そのバイトで知り合ったM君とは同じゲームをやっていたことがきっかけで仲良くなり、バイト以外の時間でも一緒に遊ぶようになりました。
しかし彼は数ヶ月でフリーターを辞めてしまい、働くこともなく家に引きこもるニート生活になりました。
当時に話を聞くと、たまーに働こうかという気持ちが起こるのだが全く長続きせず、しばらく続けているとすぐにフリーターを辞めたくなってしまうみたいでした。
僕もその後そのバイト先を辞めてしまいましたが、お互いに連絡を取り合いいつの間にか数年来の付き合いになっていました。
ニートの彼は今どうしているか
彼は今も働くことをせず、実家に引きこもりながらオンラインゲームをやっているみたいです。
どうやら彼の実家は裕福らしく、都内でもいいところに実家があり、30手前にもかかわらず未だに親からお小遣いをもらいダラダラとニート生活しているようです。
そんなM君もたまに就職をしよう!という気になるらしいのですが、その気持ちは長続きせず、少し動き出しては就活をやめるという生活を繰り返しているみたいです。
話を聞くと親が「そんなに急いで就活をする必要がないよ」と甘やかしているらしく、それが原因の一つでもあるようでした。
ある意味では人生の勝ち組のようにも思えますが、30手前で一度も就職していない彼はもうまともな企業には就職できないと思います。
結果の違いをもたらした理由
実はそんなM君も私と一緒にニートを脱出すべく就活をしようとなった時期がありました。
それは私が就職したタイミングと同時期なのですが、結局M君は正社員になることをせずニートにとどまることを選びました。
今思い返すと私とM君の間には3つの大きな違いがあったため、差が出たのだろうと思いました。
1.やるべき理由があったかどうか
2.一人で行動しないで助けてもらった
3.チャンスがあったらすぐに飛びつけた
やるべき理由があったかどうか
私にはどうしても就職するべき理由がありました。
詳細はプロフィールページを見てほしいのですが、私の場合は父親が突然倒れてしまい、将来に対する不安が湧き上がってきたことが理由です。
このままニート生活を続けた時に将来確実に生活していけなくなることがリアルな未来として見えてしまったため、就活という苦しいことをやっていこうと思いました。
しかし彼の場合は明確な理由が何一つありませんでした。
「友達の私に誘われたから就活しようと考えた」「もし失敗してしまったとしても親からお金がもらえるから安泰」「何ならニートをやめると、ゲームをやる時間が減ってしまう」
こんな気持ちで開始しても確実に就活は失敗します。
まずはなんのために就職するのか、というやるべき理由を固める必要があります。
一人で行動しないで助けてもらった
私の場合一人で行動してたら、途中で心が折れてしまう可能性があると思ったので、自分以外の人をできるだけ巻き込んでいくスタイルで就職活動を行いました。
M君をさそったのもその理由の一つなのですが、他にも「親に就職すると宣言した」「他の友達にも声をかけてみた」「就職支援会社に登録しまくって向こうから行動してもらった」などのことを並行して行いました。
一方でM君は私と一緒に就職活動を始めるだけで、親に宣言することもなく、就職支援会社に登録することも渋っていました。
結果就活を自分一人の力で行おうとして失敗してしまいました。
私は人材紹介会社の研修プログラムにも参加していたので、同じ境遇の人達にそこで出会えたことも良いモチベーションになりました。
チャンスがあったらすぐに飛びついた
私の場合はタイミングも非常に重視していました。
人材紹介会社に登録してすぐ研修プログラムへの参加を進められ、3日後からの開催か1ヶ月後の開始を迫られることになりました。
最初のスタートが肝心だと思っていた私はすぐに3日後の開始へ申し込み、研修プログラムへ入っていきました。
実はそこでは今働いている企業と出会うことにはならなかったのですが、その研修で社会人としてあるべき基礎や面接練習などを多くやったので今勤めている企業に出会った時に無事に内定を取ることができたと考えています。
しかしニートのM君は同時期に同じプログラムへ参加することもできたにもかかわらず、参加を渋って結局1ヶ月後のプログラムにも参加しなかったのです。
1ヶ月の間に気持ちが変わってしまうこともあるため、早いうちに行動を起こすことが一番重要です。
ニートの彼に与えるアドバイス
もしそんなM君が今後ニートを辞めてまともに就職したいと思った時に、どんなアドバイスを与えたらいいかをずっと考えていました。
その時にこのブログを立ち上げることになったので、ココにまとめようと思いました。
普通の道で就職するのはほぼ無理
まずM君に伝えなくては行けないのは、20代ギリギリまでニートとして生活してきた人が普通に就職するのはほぼ難しいと思います。
フリーターとしてずっと働いてきたならまだしもニートをずっとやってきた人間を受け入れてくれる企業は非常に少ないです。
その前提を理解した上で就活をする必要があります。
単純に受け入れているところがあるじゃん、と思って普通に入社すると、そういう企業はだれでもいいから入社してほしいと考えている企業であることが多いため、とんだブラック企業に入社してしまうことになります。
ニートから就職して一社目がブラック企業だった場合、もう二度と働きたい気持ちが起こらなくなると思いますし、すぐに辞めてしまった場合二度と再就職ができなくなります。
アルバイトからステップアップする
ではどうすればいいか?それはフリーターから初めてステップアップする方法をおすすめします。
フリーターといえども働いていることには間違いないので、フリーターをしながら働くということを習慣づけて、社会人の最低限のスキルを身に着けていくのが良いです。
バイトといえども正直ずっとニートをやっていた人間を雇ってくれるところはそれほど多くはありません。
しかし繁忙期や人がどうしても足りないところでは必ず需要はあるはずです。
少々仕事は大変かもしれないですが、まずはそういうところで経験を積みながらステップアップするのがよいでしょう。
実際に私の別の友人ではニートをやっていて、フリーターから正社員登用された人がいます。
普通に正社員の面接を受けても難しいのであれば、正社員登用のあるバイトに狙いを定めて行くのもありです。
派遣社員・契約社員として働いてみる
最初から就職をするのが難しい場合は、まずは派遣社員や契約社員として働いて見るものありです。
ニートから正社員に就職する場合に、派遣社員や契約社員であれば、その間の期間を職歴とみなしてもらうことが可能です。
ニートで職歴が0か、1年だけでも派遣社員として働いていたかでは履歴書や職務経歴書の見た目も、面接官の態度も全く違うものになります。
派遣社員や契約社員はアルバイトと違ってもう少し高度な仕事を任してもらうことが多いため、社会人としての基礎スキルが少しはついているとアピールすることも可能です。
またできれば派遣社員や契約社員として働いている間に、スキルを少しだけでも磨いて置くことがオススメです。
今までニートをしてきて、スキルも職歴もゼロからの就活なので、そこに向けての武器を少しだけでも手に入れておくことが重要です。
営業職だったら営業スキル、IT系だったらワード、エクセル等のパソコンスキルやプログラミング、日常の仕事の中から少しだけでも自分の武器となるべきスキルを身に着けておくべきです。
また派遣の中には紹介予定派遣という最終的に正社員として就職できることが確定している派遣のスタイルがあるので、こちらを利用してニートから正社員への道を目指すのもありだと思います。
ただし、下記記事でも書きましたが私としてはニート期間が長かった等の理由で、人材紹介会社とかあらゆる手を使っても就職できないときのみ紹介予定派遣をオススメしており、私と同様に最初から就職支援会社に登録する手法が一番だと考えています。
とりあえず動いてみる
これが一番重要だと私は考えています。
色々考えることも重要だけど、まずは動いてみて、動きながら考えるというのがおすすめです。
なんせずっとニートをやっているとどうしても「働きたくない」「楽なままがいい」などを考えがちなので(私もそうでした。)、そういう気持ちが出てくる前に動いてしまうのが一番いいのです。
まずは上記で説明したように「親に宣言する」とか「人材紹介会社に登録してみる」などをして、とりあえず動ける体制を作るのがおすすめです。
就職支援会社の中には研修プログラムを提供しているところもあるので、そういうところを使うと、一緒に就職活動を頑張る仲間も見つけることができ一石二鳥です。
私も利用したオススメの就職エージェントを紹介しておきます。
これらを少なくとも2つぐらい使うようにしておけば、ニートから正社員就職しようという気持ちがしぼむ前にエージェントから連絡が来るので、気持ちを持続できますよ。
ハタラクティブ
ハタラクティブはニートの就職支援に特化しているエージェントサービスです。
ニートから正社員になりたいのに、どう動いていいかわからないという人はここのキャリアカウンセラーに相談すると、正社員に就職するためにはどうしたら良いかを親身に相談に乗ってもらえます。
ニート向けの人材紹介会社では口コミが非常に高いエージェントでもあり、他社と比べると正社員就職率や口コミもかなり高いです。
スピード対応が結構な売りなので、気持ちがアツいうちにすぐ連絡をくれるので、今まで何度か正社員就職をしようと思っていてもニートのままになってしまったという人にはかなりオススメのサービスです。
しかしサービス対象エリアが少し狭めではあるので、自分の地域が対象か確認してから申し込むようにしてくださいね。
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは設立20年で売上500億円を超える人材業界の大手企業です。
さすがは人材業界に20年以上いるだけのことはあって、ニートの就職支援へのサービスのクオリティが高いことが特徴です。
大手の安心感とクオリティを追求したいと考える人には最適な企業です。
また唯一全国展開しているので地方の人はここ一択です。
ジェイック
ジェイックはニートの就職支援会社の中で唯一、5日間の研修を無料で行ってから正社員就職をさせてくれる会社です。
様々なテレビ番組でも取り上げられ、ニートの正社員就職のエージェントとしては一番実績が豊富な企業でもあります。
5日間の研修は厳しくはあるものの、今までニートで知らなかった正社員のマナーなど基礎の基礎から教えてくれて、他のニートと20人ぐらい同時に研修を受けるため、一緒に正社員就職を頑張る友達もできるサービスです。
対応しているエリアも広めで、全国をキャラバン的に回っているらしいので、全国の人にチャンスがあるエージェントです。
厳しくても必ず正社員になりたいと思うニートの人にはオススメのサービスです。
まとめ
このようにニートから就職するのは難しくもあります。
でも20代半ばまでの若い内ならまだ大丈夫です。
また今はオリンピックも近いため、人材の特需があります。
思い立ったが吉日ということで、早め早めに動いていくと安心した将来を迎えられますよ。
ハタラクティブは今最も勢いのあるフリーター・大学中退・高卒・第二新卒向けの人材紹介会社で、今まで110,000人以上を就職支援をしてきたという実績があります。最近支店を一気に増やしており、今では関東、関西、中部、九州エリアで未経験人材を正社員への導いています。
登録はもちろん無料で、正社員求人を紹介してくれるばかりか、履歴書の書き方や面接練習もさせてくれるので是非相談してみてください。