大学中退してよかったこと・後悔したこと|元中退者の本音と後悔を減らす方法
大学を中退して、結局よかったのか、それとも後悔しているのか。これから中退を考えている人も、すでに中退した人も、実際に中退した人の本音が気になると思います。
私は大学を中退したあと、しばらくフリーターやニートの生活を送り、20代半ばで就職活動を始めました。この記事では、私が中退してよかったと思うことと、後悔したことを、自分の振り返りとして正直に書きます。そのうえで、中退を「よかった」と言えるようにするためにできることをまとめました。先に結論を書いておきます。
- 私が中退してよかったと思うのは、自由な時間が増えてバイトに集中できたこと、遊ぶ時間がたくさんできたこと
- 後悔は、当時は全く感じていなかった。周りが成長して就職していくのを見て、自分との差に愕然とした
- よかったか後悔かは、中退したことそのものより、中退したあとの時間をどう使うかで変わってくる
- 後悔を減らすには、中退理由を話せるように準備し、一人で抱えずに早めに相談する
大学中退は、めずらしい選択ではない
まず、大学中退がどれくらいある選択なのかを見ておきます。
文部科学省が2025年8月に公表した「令和6年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」によると、令和6年度の大学の中退者は50,516人で、学生数に占める割合は2.00%でした。短期大学・大学院・高等専門学校を合わせると、中退者は61,441人です。
同じ調査で、大学・短期大学・大学院・高等専門学校を合わせた中退の理由を見ると、最も多いのは「転学・進路変更等」(22.3%)で、「学生生活不適応・修学意欲低下」「就職・起業等」が続きます。
毎年5万人を超える人が大学を中退していて、その理由もさまざまです。中退したこと自体で、人生が決まってしまうわけではありません。中退したあとの進路の選択肢は、こちらでまとめています。
これから中退を考えている人は、休学という選択肢も
同じ調査によると、令和6年度に大学を休学した人は68,239人で、学生数に占める割合は2.70%でした。大学を休学している人は、中退した人よりも多いということです。
まだ中退を決めきれていない人は、次のことを確認してから決めても遅くはありません。
- 休学の制度や、休学中の学費の扱いがどうなっているか
- 奨学金を借りている場合、中退や休学でどうなるか
- 中退したあと、何をするつもりなのか
私が大学を中退してよかったと思うこと
ここからは、私自身の振り返りです。
自由な時間が増えて、バイトに集中できた
中退してよかったと思うことの一つ目は、自由な時間が増えて、バイトに集中できたことです。
私は飲食店など、人と関わる仕事が多かったです。のちに就職活動を始めたときも、こうしたバイトの経験があったので、人と関わる仕事を希望しました。バイトに集中した時間は、就職活動で「自分はどんな仕事がしたいか」を考える材料になります。
遊ぶ時間がたくさんできた
二つ目は、遊ぶ時間がたくさんできたことです。これも、中退してよかったと思っている点です。
中退すると、時間の使い方を自分で決められる幅は大きくなります。その時間を何に使うかで、あとから見たときの意味も変わってきます。
私が後悔したこと
当時は、後悔をまったく感じていなかった
正直に書くと、中退した当時は、後悔をまったく感じていませんでした。
周りが成長して就職していくと、自分との差に愕然とした
後悔を感じたのは、周りの皆が成長して就職していくのを見たときです。自分との差に愕然とすることがありました。
周りが就職して、自分が正規のルートから離れてしまうと、久しぶりに友達と会ったときに疎外感を感じたこともあります。明確に見下されたわけではなかったとしても、自分の気持ちとしてはそう感じてしまいましたし、金銭面でも気を使われている感じがありました。
中退してすぐには見えなかった差が、周りの就職をきっかけに見えてくることがあります。私の場合は、それが後悔を感じたタイミングでした。
よかったことと後悔を整理すると
私の振り返りを、表にまとめます。右の列は、同じようなことが起きたときに気をつけたい点で、私の経験ではなく一般的な考え方です。
| 私の場合 | 内容 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| よかったこと | 自由な時間が増え、バイトに集中できた | バイトで何をしてきたかを、就職活動で話せるように言葉にしておく |
| よかったこと | 遊ぶ時間がたくさんできた | 自由な時間が長く続くほど、空白期間の説明は必要になる |
| 後悔したこと | 周りが成長して就職していき、自分との差に愕然とした | 差を感じる前に、いつ就職活動を始めるかを決めておく |
中退を「よかった」にするためにやること
ここからは、中退したあとの時間を後悔につなげないための、一般的な方法です。
中退理由を、自分の言葉で説明できるようにする
私がハタラクティブで面談を受けたとき、担当の方から「大学中退の頃の話は確実に聞かれるので重点的に対策しよう」「なぜブランクがあるのかは必ず聞かれる」と助言されました。模擬面接では、私の場合どう話せば面接官が納得しやすいかを一緒に考えてもらいました。
中退理由は、うそをつかずに、そこから何を考えて今就職しようとしているのかまで話せるように準備しておきましょう。組み立て方の目安は、次の3つです。
- なぜ中退したのか(事実を短く)
- 中退したあと、何をしてきたのか(バイトなど)
- そのうえで、なぜ今この仕事で働きたいのか
中退の理由そのものより、中退したあとにどう考え、どう動いてきたかを伝えられると、話の印象は変わりやすくなります。書き方や答え方の例は、こちらにまとめています。
バイトの経験を、就職で話せる形にしておく
中退したあとにバイトに力を入れてきた人は、その経験を就職活動で使える形にしておきましょう。ただ「バイトをしていました」と言うだけでは、何ができるのかが伝わりにくいからです。
整理するときは、次の3つを書き出してみてください。
- どんな仕事をしていたか(接客、調理、品出し、電話対応など)
- その中で、自分なりに工夫したことや任されたこと
- その経験が、応募する仕事のどこで活かせそうか
たとえば、人と関わるバイトが長かった人なら、接客や販売、営業など、人と話すことが中心の仕事と結びつけやすくなります。
いつまでに動くかを決めておく
中退したあとの自由な時間は、区切りがないと長く続きがちです。私の場合、後悔を感じたのは、周りが就職して差が見えてからでした。
差を感じてから慌てて動くより、「いつまでに就職活動を始めるか」を先に決めておくほうが、焦りに振り回されにくくなります。「半年後から始める」「この季節までに一度相談に行く」など、ざっくりでもかまいません。
大卒の資格が必要かどうかを考える
大学を中退すると、履歴書の最終学歴は大学卒業にはなりません。応募したい仕事の求人に「大卒以上」の条件が多いかどうかで、やるべきことが変わります。
- 応募したい求人に「学歴不問」「高卒以上」が多い → 今の学歴のまま就職活動を進める
- 応募したい仕事で「大卒以上」が条件になっていることが多い → 大卒の資格を取り直す方法も考える
大卒の資格を取り直す方法は、こちらで紹介しています。
お金のことを確認しておく
中退すると、奨学金を借りていた人は返済のことも考える必要があります。返済がいつから始まるのか、払えないときはどうすればよいのかは、別の記事でまとめています。
後悔を減らす就職の進め方
ネットの書き込みだけで判断しない
私が就職活動を始めたのは20代半ばでした。その前には、2ちゃんねるの書き込みを真に受けて、就職支援会社に連絡するのが怖くなり、数か月動けなかった時期があります。
これから動く人には、ネットの書き込みだけで判断して止まってしまうより、実際に相談してから考えてほしいと思います。
一人で抱えずに、相談先を使う
私はハローワークを使ったことがありますが、全体的には微妙だと感じました。あくまで個人的な感想ですが、私には就職エージェントのほうがサービスが手厚く、安心して使えました。
私が使ったハタラクティブでは、当時、登録から1時間ほどで確認の電話があり、すぐ面談が決まりました。担当の方は同年代くらいで、就職活動が初めてだと伝えると、わかりやすく説明してくれました。不安な気持ちも受け止めてくれました。
飲食店など人と関わる仕事が多かったので、対人系の仕事を希望し、土日休み、月収20万円以上、残業はある程度許容、できれば都内、と伝えたところ、営業職をすすめられました。紹介された求人は6件で、すべて営業職でした。契約社員や派遣の求人は紹介されませんでした。
ハタラクティブの公式サイトでは、フリーターや既卒、正社員が未経験の人などを対象に、求人の紹介、履歴書の添削、面接対策を無料で行っていると案内されています。今はカウンセリングをオンラインで受けることもできます。
複数のサービスを並行して使う
私は就職活動のとき、複数のサービスを並行して使いました。最初の面談から就職まで、2か月ほどかかっています。別のサービスでは、人として合わないと感じた担当者もいました。
担当者との相性もあるので、就職するなら3社ぐらいの人材紹介会社に登録したほうが良いと考えています。20代の人なら、20代に限定して就職・転職の支援をしている第二新卒エージェントneoも選択肢になります。公式サイトによると、既卒やフリーターなども対象で、個別の就職相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介を無料で行っています。
大学中退の人がエージェントを選ぶときのポイントは、こちらにまとめています。
よくある質問
大学を中退して後悔している人は多いですか?
中退を後悔しているかどうかは、人によって違います。私の場合は、中退した当時は後悔を感じず、周りが就職していくのを見てから差を感じました。後悔するかどうかは、中退したあとの時間の使い方や、いつ動き出すかによっても変わってくると思います。
中退してから就職するまで、どれくらいかかりましたか?
私はしばらくフリーターやニートの生活を送り、20代半ばで就職活動を始めました。就職活動を始めてからは、最初の面談から就職まで2か月ほどでした。
中退してすぐに就職活動を始めたほうがいいですか?
気持ちや生活を立て直す時間が必要な人もいるので、すぐに始めなければいけないわけではありません。ただ、区切りを決めずにいると、周りとの差を感じてから動くことになりやすくなります。時期だけでも先に決めておき、準備ができたら相談から始めてみてください。
大学中退だと、正社員の求人に応募できないのでは?
応募の条件は会社ごとに違います。求人には「学歴不問」「高卒以上」と書かれたものもあるので、まずは応募したい仕事の条件を確認してみましょう。一人で探すのが大変なら、就職エージェントに希望を伝えて、応募できる求人を紹介してもらう方法もあります。
中退理由は、面接で正直に話したほうがいいですか?
うそをつく必要はありません。中退の頃の話は聞かれると考えて、理由と、そこから今どう考えているかをセットで話せるように準備しておきましょう。一人で準備するのが不安なら、就職エージェントの模擬面接を使うのも一つの方法です。
奨学金を借りたまま中退した場合はどうなりますか?
返済のしかたや、払えないときの相談先を確認しておく必要があります。くわしくはこちらをご覧ください。
まとめ
- 令和6年度の大学の中退者は50,516人、割合は2.00%。中退はめずらしい選択ではない
- 私が中退してよかったのは、自由な時間が増えてバイトに集中できたこと、遊ぶ時間がたくさんできたこと
- 後悔は当時は全く感じなかったが、周りが成長して就職していくと、自分との差に愕然とした
- 中退を「よかった」にするには、中退理由を話せるように準備し、大卒の資格が必要かどうかやお金のことも確認する
- 就職活動は一人で抱えず、複数のサービスを並行して使うのがおすすめ
中退したことは変えられませんが、中退したあとの時間をどう使うかは、今から決められます。
私が実際に使ったのは、フリーターや既卒、正社員が未経験の人の就職を支援しているハタラクティブ、20代に限定した第二新卒エージェントneoです。また、20代の既卒・フリーターなら、キャリアスタートも相談先の一つです。どれも無料で相談できるので、中退の頃の話をどう伝えるかを一緒に考えてもらうところから始めてみてください。

ハタラクティブは今最も勢いのあるフリーター・大学中退・高卒・第二新卒向けの人材紹介会社で、サービス開始からの累計で26万人以上のカウンセリング実績があります。対応エリアも広がっており、北海道・宮城から関東・中部・関西・中国・九州まで、未経験から正社員を目指す人を支援しています。
登録はもちろん無料で、正社員求人を紹介してくれるばかりか、履歴書の書き方や面接練習もさせてくれるので是非相談してみてください。

